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しかし、高齢の方が飼育する場合は、特に意識して考えておいた方がいいことがいくつかあるので、ぜひ知っておいてください。
どのような犬であっても、毎日散歩に行ったり遊んだり、しつけをしたりといったコミュニケーションはとても大切です。
元気なときであれば、犬との散歩もいい運動になると思いますが、体調があまりよくないときなどには負担になってしまうことも考えられます。
そのため、飼い主さん自身の健康や体力を考慮して、毎日犬の散歩に出ることやしつけをすることなどが負担にならないかをよく検討してみてください。
子犬や若く健康な犬は、とても活発です。走り回ったりいたずらをしたりすることもあると思いますが、何かあったときに犬を制御することは飼い主さんの役割です。
そのため、犬をつかまえるために走ったり、リードを引いてコントロールしたりするだけの体力や筋力は必要だと思います。
飼育する犬を決めるときにも、そうした観点で犬のサイズや犬種、年齢などを考えるといいでしょう。
どんな年齢の人であっても、怪我や病気で突然入院することになったり、死亡してしまったりすることは考えられます。
しかし、高齢であるほどその可能性は高くなると思います。
そのような状況になると、飼っていた犬の世話ができなくなってしまったり、犬が飼い主そのものや行き場を失ってしまったりします。
実際、高齢の飼い主さんの入院や死亡が原因で、保健所や動物愛護センターに持ち込まれる犬は少なくありません。
犬を飼う場合には、万が一の時に犬を引き取って育ててくれる相手や預けられる施設・団体を探しておくようにしましょう。
犬を飼うことはとても楽しく、素晴らしいことだと思います。しかし、ひとつの命に責任を持つということでもあり、大変なこともあります。
特に飼育者が高齢者の場合、健康面や体力的な問題で、犬の飼育がむずかしくなってしまうケースも少なくありません。
高齢者が犬を飼う場合には、様々な状況を想定して、本当に無理なく飼育できるかよく考える必要があります。
家族や周囲の人としっかりと相談して、サポート体制を整えることが大切だと思います。