️耳ピーン!はアンテナを張っているサイン

物音が気になる

それまで寝ていたりのんびりくつろいでいたわんこが、何の前触れもなく急に耳をピンと立たせるのは、気になる物音をキャッチしたときがほとんどです。

「え?何の音もしなかったけど?」と思うときもあるかもしれませんが、わんこは人間の2.5倍高い周波数まで聞き取ることができ、およそ1キロ先の音まで聞き取れるといわれています。

聞き慣れない音がして警戒しているか、あるいは家族が帰ってくる気配に気づいて期待しているのかもしれないですね。

会話内容が気になる

家族と何か会話しているとき、同じ部屋の中で寝ている愛犬の耳がピンッと立ったり、お散歩中に話していると先を歩いている愛犬の耳がこちらを向いているのに気づいたりしたことはありませんか?

こんなとき、わんこは「何を話しているのかな?」と会話内容を気にしているのかもしれません。特に会話の中に自分の名前や「ごはん」「散歩」などの気になるワードが入っていたりすると、聞こえないふりをしながらも気が気ではありません。

わんこは人間が話す言葉を一定数理解しているといわれています。「どうせ愛犬にはわからないから」と思って内緒話や相談事をしていると、実はしっかり聞き取られてしまっているかもしれませんよ。

集中力を研ぎ澄ましている

わんこの耳はアンテナのようなもの。耳をピンと立てているときは、まさに周囲に向かってアンテナを立てているときです。

そのため、わんこの耳が立っているときは集中力が極限まで研ぎ澄まされているときともいえます。学習に対する感度も高くなっていますから、しつけやトレーニングを行うにはうってつけのタイミングでもあります。

️耳は口ほどに物を言う?

わんこの耳はピンと立つ以外にもさまざまな動きをします。そして耳の動きから読み取れる感情もさまざま。まさに「耳は口ほどに物を言う」のです。

横にペタンは甘えんぼ

立ち耳を横にペタンと倒す、いわゆる「ヒコーキ耳」は甘えたいという気持ちの表れです。

耳を倒してまるで頭を撫でやすくしてくれているように見えますが、頭を丸く見せることで子犬の姿をマネしており「自分は小さくて弱い存在だから守ってほしいよ」とアピールしてきているのです。

後ろにペタンは不安の証

同じ耳を倒すのでも、後ろに向かって倒しているときは不安や恐怖を感じていて「降参」の意思表示をしていることが多いです。

自分を弱く見せようとしているのはヒコーキ耳の場合と同様で「私はあなたに危害を加えるようなものではありませんよ」と意思表示しているのです。

️まとめ

わんこの感情を表すものといえば「しっぽ」のイメージが強いですが、耳もしっぽと同じくらい、感情に合わせて素直に動きます。

人間の耳は感情や意思に合わせて動くことはありませんから、とても興味深く可愛らしくもありますよね。

愛犬の耳の動きに気を配ることでより一層、愛犬の気持ちを理解することにもつながります。愛犬の耳がどんなときにどう動いているのか、ぜひ普段から気をつけて見てみてくださいね。


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情報提供元: わんちゃんホンポ
記事名:「 愛犬が『耳を立たせる』理由3選 どんな感情なの?耳の動かし方からわかる心理とは