犬は寒さに強いって本当?

「犬は喜び庭駆け回り~♪」という冬の歌があるほど、犬は寒さに強いというイメージは根強く定着しています。確かに全身を被毛に覆われた犬の体温は人間より1~3℃程度高いため、寒さに耐性があることは事実です。

しかし、寒さに強い・弱いは犬種や年齢、個体差もあります。以下のような特徴を持つ犬は寒さに弱い傾向にあるため、冬場は防寒対策が必要です。

  • シングルコートの犬種
  • 暖かい国が原産の犬種
  • 小型犬
  • 子犬やシニア犬

シングルコートとは被毛の造りのことで、2重構造のダブルコートに比べると寒さへの耐性は低いです。また、小型犬は大型犬と比べて体重に対する表面積が大きいため、その分熱を奪いやすく寒さに弱くなってしまいます。

身体機能が未発達の子犬や、反対に体の機能が衰えてくるシニア犬は、いずれも体温調節が上手くできないため暑さ・寒さへの対策は必須です。

洋服が必要な犬種とその理由

1.チワワ

クリクリの大きな目が愛らしく、長年人気の犬種であるチワワ。しかし、体重2~3kgの小さな体と、灼熱の国メキシコ原産という背景から、寒さにとても弱い犬種です。

短毛のスムースコートであればなおさら注意が必要です。寒い時期だけでなく、夏場も地面からの照り返しを防ぐため、メッシュ素材の服を着せるといった対策が求められます。

2.イタリアングレーハウンド

細く長い足が特徴のイタリアングレーハウンドは、スタイリッシュな見た目で「イタグレ」の愛称で親しまれています。

被毛が短く皮下脂肪が少ないため、寒さだけでなく直射日光にも弱い犬種です。これからの寒い季節は、洋服を必ず着せてあげましょう。

3.ミニチュアピンシャー

「ミニピン」の愛称で親しまれるミニチュアピンシャーは、ドーベルマンを小型化したような見た目が特徴的な犬種です。

しかし、被毛はシングルコートかつ短毛であり、急激な温度変化にとても弱いです。寒さによる体調不良を防ぐために、洋服を着せて散歩に出かけましょう。

4.プードル

テディベアのような愛らしい外見で人気のトイプードル。そのふわふわの被毛が温かそうに見えますが、実はシングルコートのため寒さには弱い犬種です。

体のサイズでトイ、ミニチュア、ミディアム、スタンダードと分かれていますが、寒さに弱い点は同じです。寒さで震えることがないように、洋服を着せて外出しましょう。

5.パグ

愛嬌のある顔が魅力のパグも短毛のシングルコートで、寒がりな犬種です。また、鼻ペチャの短頭種であるため、体温調節が苦手です。

季節を問わず、その日の気温に合わせて臨機応変に洋服を着せてあげましょう。

犬に洋服を着せるメリット

犬に洋服を着せることで、次のようなメリットが挙げられます。

  • 暑さや寒さ対策
  • 体温調節
  • 抜け毛対策
  • 散歩時の汚れケガ防止
  • ダニノミなどの虫よけ

防寒だけでなく、抜け毛や汚れ対策としても洋服は大活躍します。季節に応じて適切な洋服を選び、愛犬の快適な生活をサポートしましょう。

まとめ

洋服が必要といえる代表的な犬種を5つご紹介しました。洋服を着せるメリットは多岐にわたりますが、これからの寒い季節には特に防寒対策として活用したいですね。

犬種だけでなく、年齢や体調を考慮して柔軟に対応し、飼い主さんもワンコも寒い冬を温かく健康に過ごしましょう!


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情報提供元: わんちゃんホンポ
記事名:「 『服が必要な犬種』5選 洋服を着せたほうがいい理由やメリットまで