犬同士が仲良くできないときの2つの理由とは それぞれの個性に合わせた改善のコツを解説
犬同士が仲良くできないときの理由
多頭飼いをしていると、同居している犬同士が仲良くできないときがあります。お散歩ですれ違う他犬に吠えてしまうときもありますし、ドッグランで会う他犬に対して強い態度を取ってしまうときもあります。
同居する犬同士が仲良くできないとき、または愛犬が他犬と仲良くできないとき、飼い主としてひどく悩まれるかと思います。
私も、同居する犬同士が仲良くできなかった経験があります。仲良くさせようと、飼い主としてできる限りの努力をしたのですが、最後まで「仲良し」になることはありませんでした。
今、我が家で暮らしている愛犬たち同士は仲良くできるのですが、2匹のうち1匹が他犬と仲良くすることができません。お散歩中に他犬に吠えたり、動物病院へ行くことが大変だったりします。
とはいえ、同居する犬同士で仲良くすることができなくても、お互いが安全に快適に暮らすことができるように環境づくりをしたり、対策をしたりすることは可能です。また、お散歩中などに会う他犬と仲良くできない場合の環境づくりや対策も可能です。
まずは、犬同士が仲良くできないときの理由を探り、何よりも愛犬の気持ちに配慮し、寄り添い、改善できることを探してみましょう。
1.警戒心が非常に強い
犬同士が仲良くできないのは、犬の警戒心が非常に強いからです。
犬はもともと警戒心の強い動物です。飼い主と共に生きて行く環境の中で、安全と危険の違いを知り、警戒する必要があるものと警戒する必要がないものとの違いを学んでいます。
しかし、生まれ持った性格により、他の犬よりも警戒心が非常に強く、犬同士で仲良くすることができない場合があります。同居する犬同士なのであれば、時間をかけてお互いの警戒心を解くしかありません。
多頭飼いをしたとき、愛犬同士が必ずしも仲良くできるとは限りません。一生涯、仲良くできない犬同士もいます。喧嘩が絶えない犬同士もいます。それを覚悟で多頭飼いをしなければなりません。
改善できることがあるとすれば、「犬同士に任せてみる」という方法です。飼い主の緊張は愛犬にも伝わります。飼い主から与えられる緊張感が、争いの原因になっている可能性があります。
手を出したり口を出したりせず、ただ見守り続けるということも、改善できる方法のひとつかもしれません。
本気咬みするような喧嘩になってしまう前に止めに入らなければなりませんが、一度、犬同士に任せてみるのもよいかと思います。
2.相手のことを観察し探っている
犬同士が仲良くできないのは、相手のことを観察し探っているからです。
犬同士で喧嘩をするわけではないけれど、「いつまで経っても仲良くしようとしてくれない」ということがあります。
(おもちゃで仲良く一緒に遊んでほしい)(同じベッドで寝ている可愛い姿を見たい)(一緒に並んで仲良くお散歩がしたい)などの理想を持つ飼い主もいらっしゃるかと思います。
今はまだ、相手のことを観察し探っている状態であるため、飼い主が理想とする仲良しの姿を見せていないだけなのではないかと思います。
いくらでも観察する時間を与えてあげてください。いくらでも探る時間があって大丈夫です。「犬見知り」をする犬同士なのかもしれません。
あんなに仲良くできなかったのに、ある日突然、仲良く一緒に遊んでいる姿が見られることがあります。仲を取り持ったり、ちょっぴりお節介もしつつ、犬同士に任せてみましょう。
まとめ
犬同士が仲良くできないときの理由を2つ解説しました。
- 警戒心が非常に強い
- 相手のことを観察し探っている
犬同士が仲良くできない理由が「性格」や「相性」である場合、問題を解決することや仲の悪さを改善することは、なかなかの険しい道だと思います。
相手に大きな怪我を負わせてしまうほど仲が悪いというわけではないのであれば、特別仲良しでなくても、お互いが安全に快適に暮らすことができれば十分なのではないでしょうか。
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