犬の『老化サイン』4選 シニア期を迎えた愛犬にすべきお世話やケアとは?
犬は7〜8歳を超えるとシニア期を迎える
犬は7〜8歳を超えると、少しずつ体に老化サインが見え始め、シニア期を迎える犬が増えていきます。以前は当たり前のようにできていたことを躊躇するようになったり、体力や健康面で衰えが見え始めることが多いです。
シニア期を迎えたら、シニア犬に適したお世話やケアなど、生活周りを再び見直して、より快適に暮らせるよう配慮してあげる必要があります。
そのためには、愛犬がシニア期を迎えたかどうか、代表的な老化サインを知り、愛犬に現れていないか毎日チェックすることが大切です。
シニア期を迎えたら観察を…犬の『老化サイン』4選
シニア期を迎えた犬が見せる『老化サイン』には、どのような行動の変化や見た目の変化があるのでしょうか。
1.昇り降りできていた高い場所への移動を躊躇する
老化が始まると、以前は何の躊躇もなく昇り降りしていた場所への移動を、一瞬ためらうような素振りを見せたり、飼い主に助けを求めるような視線を寄越したりすることが増えます。
例えば、ソファやベッドの上などが代表的です。軽々と昇り降りしていたのに、自力で上がれなくなったり、降りるときに怖がる様子を見せるときはシニア期を迎えたと考えましょう。
2.体を動かしているときに疲れるタイミングが早くなる
散歩中や遊びの途中など体を動かしているとき、呼吸が乱れたり立ち止まってしまったりと疲れを見せるタイミングが以前よりも早くなったと感じた場合も、愛犬がシニア期を迎えたサインである可能性が高いでしょう。
犬も人間と同様に、加齢に伴い体力が落ちていきます。シニア期に入った犬は、体力の消耗が激しく、以前と同じ運動量ではすぐに体力を過剰に消耗し、疲れ切ってしまうのです。
3.以前より休んでいる(眠っている)時間が増える
元気に部屋の中で遊んだり駆け回ったりしていた犬でも、歳を重ねるごとに落ち着きが出てきます。以前よりも横になって休む時間が長くなったり、同じ場所から移動しない時間が増えたりしたときは、愛犬の老化が進んでいるサインでしょう。
これは、体力の衰えや筋力の衰えなど、シニア期を迎えたことで体に変化が現れ、疲れやすくなっていることが原因です。「以前より休んでいる時間が増えたな」と感じたら、シニア期を迎えたと考えてください。
4.見た目に現れる老化サイン
犬の老化サインは、見た目にも現れます。
- 被毛の色が全体的に薄くなる
- 被毛がパサつき出す
- 皮膚にハリがなくなる
- 目が白く濁って見える
- 体型に変化が現れる
以上のような見た目の変化が代表的な老化サインです。上記に1〜2つでも当てはまる変化が確認される場合は、少しずつ老化が進んでいると考えておきましょう。
シニア期を迎えた愛犬にすべきお世話やケア
愛犬がシニア期を迎えたとき、どのようなお世話やケアを意識すべきなのでしょうか。
- 年に1〜2回の頻度で定期検診を受ける
- シャワーなどの負担がかかりやすいお世話は短時間で済ます
- 食事は愛犬の様子を見てウェットフードに切り替える
- 食事しやすいように食器の高さを調節してあげる
- 快適に過ごせる生活環境を整えてあげる
- お世話前は必ず近くで声をかけてから触れる
- 運動は無理のない範囲で適度に行う
以上のようにシニア期を迎えた愛犬には、なるべく体に負担がかからないようなお世話方法や生活環境を整えてあげてください。
散歩も短時間を複数回に増やしたり、歩きやすい場所へルート変更するなど、なるべく足腰や関節への負担を考慮してあげるとストレスがかかりにくくなります。
まとめ
いかがでしたか。愛犬に老化サインが現れたときは、シニア期を迎えるにあたって部屋の環境や接し方、お世話の方法を見直しましょう。なるべく愛犬に負担がかからないような方法を考えてあげてください。
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