犬が思わず反応してしまう『音』6つ 音の種類によって変わる犬に与える影響や対処法なども解説
思わず反応!わんこが大好きな音
1.ピーピー音やカサカサ音
ペットショップで何げなくおもちゃを手に取ったら…「ピー!」と音が鳴ってびっくりした、なんて経験はありませんか。
わんこ用のおもちゃによく仕込まれているピーピー音や、ビニール袋をくしゃっと丸めたときに出るカサカサ音は、わんこが大好きな音の代表格。音がしただけで目を輝かせて飛んでくるという子も多いですよね。
実は「ピーピー」という音は小動物を仕留めるときの悲鳴に似ているから、「カサカサ」という音は小動物の骨を噛み砕くときの音に似ているからという説があります。
2.楽しく遊んでストレス発散
これらの音を聞くとわんこは喜んで大興奮!愛犬のテンションが上がっていたら、本能のおもむくまま、思う存分に遊ばせてあげましょう。楽しく遊んで体力を消費することでわんこのストレス発散にもつながります。
やめろ!わんこが警戒する音
1.玄関チャイムやサイレンの音
玄関チャイムが鳴ったり緊急自動車のサイレンの音を聞くと、わけもなく無駄吠えをしてしまうなんてことはないでしょうか。
チャイムの音に反応するのは、チャイムが鳴ると誰かが来るという経験から「俺の縄張りに入ってくるな!」と訴えていると考えられます。
また、緊急自動車のサイレンに反応するのは、サイレンの周波数がわんこの遠吠えの周波数に似ているために呼応しているという説や、家族に危険を知らせようとしているという説があります。
2.おやつを音と連動させて良いイメージを
これらの音を聞いたときにわんこが吠えてしまう理由の多くは「警戒吠え」です。警戒吠えをやめさせるためには、「その音が警戒すべき悪いものではない」ということを教えることが大切です。
玄関チャイムが鳴ったときやサイレンが鳴ってわんこが吠えはじめたときには、まずわんこの前に立ってアイコンタクトをとり、「オスワリ」や「フセ」などの指示を出します。
指示に従うことができたらご褒美としておやつを与えましょう。これを繰り返していると、わんこは「チャイムやサイレンが鳴るとおやつがもらえるかも」と学習し、チャイムやサイレンを良いことが起きる合図と捉えられるようになります。
助けて!わんこが怖がる音
1.花火や雷
わんこが嫌でも反応してしまう音といえば、大きな音や破裂音です。これらの音を苦手とする子は多く、特に花火や雷は音を聞いただけでパニックになってしまうという場合もあるでしょう。
花火大会が多く行われ、夕立やゲリラ豪雨で雷が発生することの多い夏は、音に驚いて脱走してしまい行方不明になってしまうわんこが最も多い季節でもあるのです。
2.飼い主さんはいつも通りの振る舞いを
わんこがパニックを起こすと、心配のあまりにオロオロしてしまう飼い主さんがいます。
ですが飼い主さんのこの反応はNG行動。飼い主さんまでうろたえたりパニックになったりしていると、わんこは「やっぱり今は異常事態なんだ!」と余計に不安になってしまいます。
大切なのは飼い主さんは「いつも通り」の態度を心がけること。飼い主さんが何もなさそうに落ち着いて過ごしていると、わんこは「あれ?もしかして何も起きないのかな?」と気づいて平静を取り戻すことがあります。
また、もし怯えた愛犬が震えながら寄り添ってきたときには、あまり声掛けはせずそのままそっと寄り添って安心させてあげてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?わんこは聴覚が鋭いため、人間には聞こえないような音にも反応することがあります。わんこがなぜその音に反応するのか、困った反応をしてしまう場合にはどう対処すればいいのか、しっかり確認しておきましょう。
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