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ということを知るきっかけになります。
犬があなたにヒコーキ耳を見せてくれたとき、どんな気持ちを伝えようとしているのか、犬に対してどのように接したら良いのか、ぜひ一緒に考えてみましょう。
犬は「嬉しい!」という気持ちを表現したいとき、ヒコーキ耳をすることがあります。
柴犬のような立ち耳であると、より分かりやすいです。真横に水平に倒した耳が、飛行機の翼のように見えます。
目を細めて微笑んでいる、甲高い声を上げて興奮気味である、足元をちょろちょろと動き回るなど、「嬉しい!」という気持ちは耳の動き以外からも確認することができます。
犬は「緊張しちゃうな…」という気持ちを表現したいとき、ヒコーキ耳をすることがあります。
人が近づいてきたとき、触れようと手を伸ばしたときなど、相手の動きと連動するかのように、犬の耳も横や後ろにぴょこぴょこと動きます。
敵意までは感じていませんが、緊張する気持ち以外に警戒する気持ちも少なからずと持っています。
吠えたり噛む仕草をしたりなど、思わぬ行動を取ってしまうことがあります。ヒコーキ耳をしている犬が緊張気味であるときは、近づいたり触れたりすることは控えてあげましょう。
犬は「頭を撫でて♡」という気持ちを表現したいとき、ヒコーキ耳をすることがあります。
人は、(撫でやすいように耳を横に倒してくれているんだ…)と解釈することがあるのですが、意外と間違いではないのかも…と私も感じています。
我が家の愛犬たちも、頭を撫でようとすると、ヒコーキ耳をしてくれるのですが、耳を立てているときよりも頭を撫でやすいです。
しかし、相手によってはヒコーキ耳をしてくれないことがあります。撫でられることに不安があるのかもしれません。
犬がヒコーキ耳をするとき、実は「撫でてほしくないんだよな…」という気持ちであることがあります。
注目したいポイントは、しっぽと口元です。ヒコーキ耳をしている犬のしっぽが下がっているときは、不安や緊張を感じています。
ヒコーキ耳をしている犬が歯を見せているときは、恐怖を感じていたり、相手を警戒していたりします。
近づいてほしくない、触ってほしくない、不快などの気持ちが込められているときに見られる仕草です。
ヒコーキ耳は柴犬のイメージが強いのではないでしょうか。上に真っ直ぐ伸びるような立ち耳であることから、横や後ろに倒した様子がはっきりと分かるからでしょう。
ポメラニアンも柴犬のような立ち耳なのですが、耳が小さいこと、もふもふな飾り毛が耳を覆っていることなどによって、ヒコーキ耳をしていることが分かりづらいことがあります。
全ての犬が耳の動きによって感情を表現することがある、と言えるかと思いますが、耳の大きさや形によっては、ヒコーキ耳のようには見えないことがあるでしょう。
また、垂れ耳の犬にはヒコーキ耳のような動きは見られません。しかし、耳の付け根の動きを見ると、横や後ろに倒す動きが見られることがあります。
犬のヒコーキ耳に隠された心理を4つ解説しました。
ヒコーキ耳には犬の様々な感情が込められており、耳の動きだけでは正しく読み取ってあげられない場合もあります。
可愛いヒコーキ耳には、配慮しなければならない犬の気持ちが込められていることもありますので、表情・しっぽの動き・鳴き声・行動・態度など、他の視点からも見てみてくださいね。