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Instagramアカウント『ゴールデンレトリバー レイ』さまに投稿されたのは、現在、投稿者さまのお家で愛情を注がれているレイくんの前にいた「ネネ」ちゃんというわんこの思い出をまとめた動画です。
ある日、投稿者さまの奥様が保護施設から迎えたというカニンヘンダックスフンドのネネちゃん。実は元々繁殖犬として檻の中に入れられ、妊娠出産を繰り返させられていたのだそう。
お腹には何度も帝王切開された跡が残っており、そのせいで皮は薄く、推定7歳になり子供が産めなくなったことでシェルターに送られるというあまりに残酷すぎる扱いを受けていたのです。
お腹の皮が薄いだけでなく、体毛も薄く、床ずれも酷く、長い間狭い檻の中に入れられていたことから腰や足の関節も曲がっているという最悪な健康状態だったそうです。
そんな酷い扱いを受けていたため、人間に対しても心から信用してくれていたわけではなく、どこか怯えるように、時には威嚇するような行動をとることもあったといいます。
家に迎えた後もネネちゃんは奥様には懐いているものの、旦那さまである投稿者さまのことを見ると小さな声で怒ったり、少ない体力で膝の上から抜け出して奥様に助けを求める日々が続いたのだとか。
どうやら男性に対して恐怖を抱くようなトラウマがあるようで、なかなか旦那さまには心を開いてくれなかったそう。
ご飯もしばらくはなかなか食べてくれなかったといい、健康な状態へと回復させることに苦労したのだといいます。
しかし、それでも諦めずに愛情を注ぎ、お世話を続けた結果、安心できる人、環境であると認識してくれたようで少しずつ心を開いてくれるようになったネネちゃん。ご飯も食べるようになり、毛の生えるサプリメントなどを摂取して徐々に体も回復していったのだとか!
そこからは飼い主さんたちに心を開き、穏やかな表情を見せてくれるようになったというネネちゃん。初めて外の世界を見て、散歩を楽しんだり、家の中では猫さんたちにも温かく迎えられて楽しく遊んだりしていたそう。
お出かけすることも多かったようで、ドッグランや温泉、犬と一緒に入れるレストランでの外食など、さまざまなことを経験し、楽しい時間をたくさん過ごしたというネネちゃん。
残念なことに、ネネちゃんは迎えられてから約1年後、虹の向こうへと旅立ってしまったといいますが、きっと最期の1年間はネネちゃんにとって「生きていてよかった」と思えるような温かい幸せを得られたのではないでしょうか。
飼い主さんは「ペットショップで売られている子供たちにも親がいる。ネネちゃんの記録を残す事で、同じ境遇の動物達が少しでも減る事を願います」とお話ししてくださいました。
ネネちゃんの思い出とまとめた投稿は、 Instagram上で再生数164万回を突破し「最後の1年、幸せな日々を送れて良かったです」「最期は愛情をたっぷり受けてきっと幸せでしたね」といった声が殺到しています。
現在、 Instagramアカウント『ゴールデンレトリバー レイ』さまでは、ネネちゃんの後に迎えられたゴールデンレトリバーの「レイ」くんの様子が投稿されています。気になる方は愛情をたっぷり注がれているレイくんの姿もチェックしてみてくださいね。
ネネちゃん、飼い主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。
写真・動画提供: Instagramアカウント「ゴールデンレトリバー レイ」さま
執筆:しおり
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。