犬の年齢は人間でいうと何歳?主な判断基準や年齢に合ったケア方法まで解説
犬の年齢は人間に換算すると何歳になる?
犬が「人間でいうと何歳くらいなのか」が気になるという飼い主さんは多いことでしょう。愛犬の人間に換算した年齢を知っていれば、ライフステージに応じたケアをするのに役立てることができますよね。
ここでは犬の年齢を人間に換算する方法をご紹介しますので、愛犬が人間でいうと何歳くらいになるのか是非調べてみてください。
1.犬の年齢を人間の年齢に換算する方法
愛犬の年齢を人間に換算した「人間年齢」は、計算式を使って簡単に求めることができ、ご家庭でも簡単に調べることができます。
ただし、以前よく用いられていた『犬の年齢×7』の計算式では、成長スピードが異なる大型犬と小型犬、そして中型犬の差をうまく反映することができません。
犬の人間年齢をより正確に調べるためには、近年多く使われるようになった以下の計算式を使うようにしましょう。
- 小型犬と中型犬…24+(犬の年齢-2)×4=人間に換算した年齢
- 大型犬…12+(犬の年齢-1)×7=人間に換算した年齢
上記の計算式を利用すると、12歳の小型犬は人間でいうと64歳、12歳の大型犬は人間でいうと89歳になります。年齢が同じでも、体の大きさで人間年齢には大きな差がでることがわかりますね。
2.新しい計算式
先ほどご紹介した計算式の他、2019年にはアメリカの研究チームが「犬の年齢の自然対数(ln)を16倍し、31を足す」という新たな方法を発表しています。
計算式にすると以下のようになります。
- 16ln(犬の年齢)+31=人間に換算した年齢
これは人間と犬のDNA遺伝子のメチル化パターンを比較した結果に基づく計算式だそうです。なんだか難しそうですが、計算機にある「ln」ボタンを利用すれば簡単に求めることができます。
しかしながら、上記の計算式は研究チームがラブラドールレトリーバーを対象にして導きだしたものなので、他の犬種だと正しい結果が得られない可能性があります。
ラブラドールレトリーバー以外の犬種の人間年齢を求めたいときは、先ほどご紹介した一般的な計算式を使うのが良いでしょう。
犬の年齢に合ったケア方法や判断基準
愛犬の年齢を人間の年齢に換算したとき、予想以上に高齢で驚いてしまう飼い主さんもいることでしょう。もちろん導き出される年齢はあくまで計算上のものですので、犬の健康状態によっては数字よりも若々しい犬も多くいるはずです。
愛犬のライフステージがどの段階にあるのか判断するには、見た目や行動を参考にしましょう。
- 白髪や抜け毛があらわれる
- 動きが鈍くなる
- 目が白っぽくなる
- 寝ている時間が増える
- 名前を呼んでも反応が薄い
- 足腰が弱くなっている
- 食欲が減るor増す
- 散歩を嫌がる
これらのサインが見られたら、犬は成犬期を過ぎてシニア期に入っている可能性があります。
若い時のように無理はさせず、適度な運動と高たんぱくで低カロリーな栄養バランスの取れた食事で、愛犬の健康を保つようにしましょう。
認知症予防として遊びに知育玩具を取り入れたり、コミュニケーションをたくさん取って脳に良い刺激を与えることも意識してください。愛犬の様子を見ながら、ケアを行っていきましょう。
まとめ
犬の年齢は人間でいうと何歳なのかについて解説しました。あなたの愛犬の人間年齢は何歳くらいでしたか?
犬の加齢スピードには個体差がありますので年齢が全てという訳ではありませんが、愛犬が健康に長生きできるよう適切なケアをするために、人間年齢は知っておくと良いでしょう。
ライフステージの変化に合わせてケアを行い、シニア期に入っても愛犬が元気でいられるよう飼い主さんは配慮してあげてくださいね。
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