犬の散歩の効果

犬を飼う時に、必要なお世話の一つが「散歩」です。散歩をすることで、犬には次のような効果があります。

  • 運動不足の解消
  • ストレスの発散
  • 飼い主とのコミュニケーション
  • 社会化訓練

散歩は犬の心身の健康のために必要であり、できるだけ毎日行くのが理想的です。飼い主は面倒がらずに、愛犬をしっかり散歩に連れて行くようにしましょう。

『長時間の散歩がNGな犬』4つの特徴

散歩は犬にとって多くのメリットがあるとお伝えしましたが、だからといって犬を歩かせる時間が長ければ長いほど良いという訳ではありません。なかには長時間の散歩がNGな犬もいるので、愛犬に合わせた散歩の時間を決めることが大切です。

ここでは、『長時間歩かせないほうが良い犬の特徴』をご紹介しますので、愛犬が当てはまる場合は控えめな散歩を心がけましょう。

1.子犬

元気いっぱいに見える子犬ですが、長時間の散歩をさせるのはNGです。子犬は体も心も未発達ですから、長時間歩かせると成長期の骨や筋肉にダメージを与える可能性があります。

また、無邪気な子犬は自分の体力以上に動いてしまい、疲れ切って後から体調を崩してしまうことも多いです。

子犬を散歩させる時は、ワクチンプログラムが完了してから慣らしていき、少しずつ歩かせる時間を伸ばしていくようにしましょう。

2.愛玩犬

猟犬や牧羊犬として活躍していた歴史を持つ犬種は、たくさんの運動量が必要となるため、散歩も長く行く必要があります。

一方、「愛玩犬」として人間に可愛がられるために生まれた歴史を持つ犬種は、他の犬種に比べると運動量はあまり必要ではありません。むしろ長時間歩かせると関節や筋肉を傷めてしまったり、体力的に辛くなってしまうことが多いです。

  • チワワ
  • マルチーズ
  • シーズー
  • パピヨン
  • パグ
  • ペキニーズ など

個体差はありますが、上記のような「コンパニオン・ドッグ」や「トイ・ドッグ」と呼ばれる犬種には、あまり長い散歩はさせないほうが良いでしょう。

3.高齢犬

高齢犬も、あまり長く歩かせないようにしましょう。高齢の犬は若い犬よりも足腰の筋肉や体力が落ちているため、無理をさせると体調が悪化してしまう恐れがあるためです。

一般的に、犬は8歳頃からシニア期に入るといわれているので、飼い主が配慮するようにしてください。

4.体調不良の犬

下痢をしている、病み上がりなど、体調不良の犬も長時間の散歩はNGです。体調不良の犬は抵抗力や体力が落ちているため、歩かせすぎると体調が悪化する恐れがあります。

愛犬の具合が悪い時には、まず体を療養させることを優先し、元気になってから散歩に行きましょう。散歩に連れて行くか迷う場合は獣医に相談したり、抱っこ散歩にするなどして対応するようにしてください。

過度の運動が招く犬への悪影響

適度な運動は犬の健康的な肉体を作るために良い効果をもたらしますが、やりすぎは禁物です。過度な運動は犬の筋肉や関節、心臓、呼吸器などに大きな負担をかけてしまいます。

犬は自分で運動量をコントロールすることができませんし、痛みや辛さを感じていても言葉で伝えることができません。飼い主が「もっと歩こう」と言えば、散歩が好きな犬なら少々体に痛みがあっても歩き続けてしまうでしょう。

飼い主は愛犬に必要な運動量を把握し、疲労や痛みを感じている様子があれば休息を取らせるようにしてください。

まとめ

長時間の散歩がNGな犬の特徴をご紹介しました。愛犬が特徴に当てはまる場合は、無理をさせないようにしましょう。

犬は体力に個体差がありますので、もし愛犬に散歩が足りていない様子があれば時間を増やしてもOKです。ただし、散歩中は愛犬の表情や歩き方を観察し、無理をしていないか確認しながら歩いてくださいね。


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情報提供元: わんちゃんホンポ
記事名:「 『長時間の散歩がNGな犬』4つの特徴 過度な運動が招く悪影響とは?