犬が突然『興奮状態』になる3つの心理 主な原因や安全を確保するための対策まで
犬が突然「興奮状態」になる心理
犬が突然「興奮状態」になるのは、犬が自身で気持ちの高ぶりをコントロールすることができなくなったときです。
飼い主の対応によっては、犬の興奮を落ち着かせてあげられることもありますし、逆に犬の興奮を煽ってしまうこともあります。
もしも愛犬が興奮しやすく、突然興奮状態になることがあるのであれば、どのような心理で興奮するのか、どのようなタイミングで興奮するのかを把握し、咄嗟の対応ができるようにしておくべきです。
1.自由になれて嬉しい!
ドッグランに連れて行ったとき、ノーリードになった途端、猛ダッシュで走り回るなど、犬が突然興奮状態になることがあります。解放されて自由になったことが嬉しいのです。
安全を確保するための対策として、エリア分けされているドッグランを選び、愛犬の体の大きさにあったエリアを利用しましょう。
主にフリーエリアと小型犬専用エリアがあります。大型犬専用エリアのあるドッグランもありますね。
フリーエリアは、超小型犬から大型犬まで利用します。愛犬が大型犬である場合、突然興奮状態になり、猛ダッシュで走り回ることがあれば、体の小さな犬に体当たりしてしまうなどすることがありますので注意しましょう。
今どんな犬が遊んでいるのかな…と、状況を見て利用するとよいと思います。おとなしい子ばかりいるとき、突然興奮状態になって走り回る愛犬を入れるのは…と躊躇ってしまいそうですよね。
2.また会えて嬉しい!
飼い主が帰宅したとき、久しぶりに実家の犬に再開したときなど、「寂しかったよ!」「また会えて嬉しい!」と、犬が突然興奮状態になることがあります。
体のコントロールが効かなくなってしまったとき、「うれしょん」をしてしまう犬もいますよね。
嬉しくて突然興奮状態になった犬と人の安全を確保するための対策として、「飛びつきをさせない」ということが大切だと思います。
ジャンプした犬が着地に失敗し、床で滑って転倒したり、脱臼や骨折などの大怪我を負ったりすることがあります。飛びつかれた人にも転倒するなどの恐れがあります。
さらに、嬉しくて突然興奮状態になった犬を抱っこしようとすると、人の腕から犬が転落してしまうことがありますのでくれぐれも注意しましょう。
「オスワリ」や「マテ」をさせることで、落ち着いてもらう対応をするとよいと思います。
3.刺激を受けたことで警戒している
訪問者があるとき、チャイムの音が鳴ったことに刺激を受けて警戒し、犬が突然興奮状態になることがあります。
チャイムが鳴ったとき、自分のテリトリーに飼い主や家族以外の他人が入ってくるという経験をし、「チャイム・警戒・吠える」がセットになって習慣化しているのではないでしょうか。
安全を確保するための対策として、チャイムの音に刺激を受けで突然興奮状態にならないための、慣れる練習をしてみてはいかがでしょうか。
協力者が必要になりますが、愛犬と飼い主が自宅の室内にいるとき、チャイムを鳴らしてもらいます。飼い主は無視をし、無反応でいます。これを、チャイム音に興奮しなくなるまで続けます。
チャイムが鳴っても何も起こらなかった、吠えずにいたらおやつがもらえた、などの経験をさせてあげることがポイントです。
今すぐにできる簡単な安全を確保するための対策としては、チャイムの音を小さく設定する、チャイムの音を変える(音響装置の買い替え)などがあります。
まとめ
犬が突然「興奮状態」になる心理を3つ解説しました。
- 自由になれて嬉しい!
- また会えて嬉しい!
- 刺激を受けたことで警戒している
愛犬が突然興奮状態になったとき、飼い主がパニックになったり、声を荒げたりすると、犬の興奮を煽ってしまうことがありますので注意しましょう。
愛犬はどのような心理で興奮するのか、どのようなタイミングで興奮するのかを把握し、対策や対処法まで事前に考えていれば、焦ることなく冷静に対応できるかと思います。
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