犬がびっくりしてしまう『NG行為』5選 ストレスにつながってしまうダメ行動と改善策
1.近くで大きな声や音を出す
犬が寝ているときやゆっくり休んでいるときなどに、近くで大きな物音を立てたり大声を出したりすると、犬はびっくりしてしまいます。
犬はもともと聴覚が優れているため、音に対してはとても敏感です。特にリラックスしているときは警戒心が薄れているため、物音や大きな声に余計に驚いてしまうことがあります。
「何か起こるかもしれない」「音を聞き逃さないようにしよう」と身構えているときは、音が聞こえていてもそれほど驚かずにいられるでしょう。しかし、無防備なとき予想していないことへの耐性が低く、過度に驚いてしまうのです。
犬が寝ている場所の近くでは、突発的な大きな音を立てたり大声を出したりしないように気をつけてあげてください。
2.急に動き出す
突然大きな音や声がすると犬はびっくりしてしまいますが、それと同様に急な動きに対してもびっくりすることがあります。
私たち人間でも同じですが、隣にいる人がバッと勢いよく立ち上がったり、誰かが突然近づいてきたりしたら、驚いてドキドキしてしまいますよね。
犬は驚いた拍子に近くにあるものを噛んでしまうことなどがあるので、寝ている愛犬の近くで急な激しい動きはしないようにしてください。
唐突で素早い動きは、小さな子どもに多く見られる行動でもあるので、家庭内に子どもがいる場合や散歩中に子どもの近くを通る場合などは、特に注意しておきましょう。
3.突然触る、抱き上げる
犬が寝ている姿を見ると、そのかわいさからついついなでたり、抱きしめたくなったりしてしまう飼い主さんは多いでしょう。
しかし、犬は突然体に触れられるととてもびっくりしてしまいます。寝ているときだけでなく、起きているときであっても、近くに人がきていることに気がついていないときになでられたり抱き上げられたりすると、やはり驚いてしまうでしょう。
びっくりしたときに、反射的になでてきた手を噛んでしまうこともめずらしくないので、思わぬ事故が起こらないように配慮したうえでスキンシップをとりましょう。
触れるときは、犬の視界に入って近づいていることに気がつかせたり、軽くひと声かけたりしてから触るようにするとお互いに安心です。
4.感情的に怒る、怒鳴る
犬のしつけをするなかで、叱ることが必要な場面もあるでしょう。しかし、飼い主さんが感情的になって突然怒鳴ったり、大きな物音を立てて乱暴なふるまいをしたりすると、犬はとても驚きます。
特に、その日その時の気分次第で態度が変わる飼い主さんの場合、犬はいつ怒りだすか予測ができず、いつもビクビクして萎縮するようになってしまうこともあります。
5.驚かせてからかう
びっくりした犬は、思いもよらない仕草や行動をしたり、ユニークな表情を見せたりします。かわいい愛犬のそうした姿が見たくて、わざと驚かせるようなことをしてからかってしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、頻度が多いと犬は不快に感じ、飼い主さんに対する信頼感がなくなってしまうこともあります。
バカにされたり笑われたりすることに傷つく犬もいるので、大切な愛犬の気持ちを尊重してからかうようなことはあまりしないようにしましょう。
まとめ
犬は急な動きや音にびっくりしやすく、予想外のことが起きたときにも驚いて飛び上がるような行動を見せることがあります。
犬が驚いた瞬間の表情や行動は、一見かわいらしいものに感じるかもしれません。しかし、それを見たいからといって、わざと愛犬をびっくりさせるようなことはしないようにしましょう。
犬が過度に驚いてしまわないように、普段の接し方や触れ合い方を一度見直し、配慮してあげてください。
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