2017年に全国での販売を終了し、西日本限定で販売されるようになった明治の「カール」。

 東日本で手に入れるためには西日本から“輸入”してくる以外に方法がないように思われましたが……どうやらこのほど東日本でも「カール」を買って食べられるようになったようです。

■ 「きのこの山」発売50周年を祝した新商品「きのこの山のジクカールチーズあじ」が登場

 明治は8月5日に、2025年で発売50周年を迎えた「きのこの山」を祝して開発した「きのこの山のジクカールチーズあじ」を全国で発売しました。

 商品名の通り、大人気のチョコレート菓子「きのこの山」の笠(チョコ)の部分を外し、ジク(クラッカー)の部分だけを1袋にまとめた商品。シーズニングとして「カールチーズあじ」がかかっています。

 パッケージは「きのこの山」と同じ四角い箱型で、きのこの代わりにカールおじさんと軸のイラストが描かれています。東日本在住の筆者としては、かなり久しぶりに拝見するお顔。元気そうで何よりです。

 外箱を開け、内袋を開封すると、チーズの強い香りが立ち上がってきます。「カールチーズあじ」の袋を開けたときも、確かこんな感じの香りがした記憶です。もう久しく食べていないので記憶が曖昧ですが。

 内袋の中にはきのこのジクがぎっしり。色味は通常のジクとは違い、シーズニングがかかっている分、やや黄色みを帯びています。また触った感じも少ししっとり目。

 あまり大きな声では言えないですが、筆者はきのこ党員。中でもジクが好きな、ジク派閥です。そんな筆者にとって、このジクメインのお菓子は待望の商品。食べる前からワクワクが止まりません。

■ 「カール」かどうかは意見が分かれるが……これはこれでウマい!お酒のアテにもぴったり

 早速1口食べてみますと、サクサクっとしたクラッカーの食感はそのままに、チーズの味がプラスされています。元のクラッカーを活かしているのか、味は少し甘め。

 この甘じょっぱ味、かなり美味しいです。口当たりもよくて食感も軽すぎず硬すぎずで、パッケージにある通りやみつきになります。

 ただ正直「これは『カールチーズあじ』か」と問われると、少なくとも筆者は首を縦に振ることはできません。

 「カールチーズあじ」にはない甘さがあるうえに、食感はふわふわではなくザクザク。味も食感も完全に別物です。

 もちろん同じ明治の製品なので、本品にかかっているシーズニングはカールのものです。そういう意味では「カール」を口にしていることにはなります……が!「カールが食べられる!」と期待して買うと、少しだけ肩透かしを食らうかもしれません。

 しかしこの「きのこの山のジクカールチーズあじ」は、これはこれで美味しい商品。個人的には「カールチーズあじ」より、「きのこの山」より、好きです。

 あと本品の甘みのあるチーズ風味とクラッカーの硬い食感は、お菓子としても美味しいのですが、多分それ以上にお酒のアテとして重宝しそうな味に感じました。これで一杯やるのは、かなりアリです。

 「きのこの山のジクカールチーズあじ」の価格はオープン、筆者が購入した店舗では税込み284円でした。

(ヨシクラミク)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025081502.html
情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 きのこの山50周年で“カール味”登場 これは酒のアテにも最強!?