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1988年に公開されたスタジオジブリのアニメ映画「火垂(ほた)るの墓」が、7月15日よりNetflixにて独占配信されることが発表されました。「火垂るの墓」が国内向けにネット配信されるのは今回が初となります。
「火垂るの墓」は太平洋戦争末期、1945年の日本を舞台に、14歳の少年・清太と、その妹・節子を中心にストーリーが展開。敗戦前後を懸命に生きる戦争孤児の兄妹の姿に、心を打たれた方もきっと多いことでしょう。
映画の劇場公開終了以降は、定期的に地上波で放送されていましたが、高畑勲監督の追悼特別番組として放送された2018年4月以降は一度も放送されていません。そのため視聴方法は市販のDVDやBlu-rayを購入するか、レンタルをするかに限られていました。
一方、海外では他のジブリ作品とともにすでにNetflixで配信されており、日本国内でも「配信してほしい」という声が根強く上がっていました。そうした中、終戦から80年という節目の今年、ついに配信が解禁されることになります。
独占配信を知らせたNetflix公式X(旧Twitter)の投稿にも「この夏、また心して見ます」「是非今の若い人に観てもらいたい」といった配信を喜ぶ声とともに、「ジブリ作品を全部見れる日が来ますように」といったコメントも。
これまでスタジオジブリ作品の国内でのネット配信はほとんど行われておらず、劇場公開に先駆けてNHK総合で放送された「アーヤと魔女」(TV特別版/2020年12月30日放送)が、NHKプラスにて1週間限定で見逃し配信されたことがある程度でした。今回の「火垂るの墓」国内向け配信を機に、他の作品の扱いにも多くの期待が寄せられています。
<参考>
Netflix Japan | ネットフリックス(@NetflixJP)
NHKアニメ(@nhk_animeworld)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025051505.html