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第一三共ヘルスケアは、新社会人や現役ビジネスパーソンを対象に「健康とセルフケアの実態調査」を実施。新社会人は「仕事」も「私生活」もワークライフバランス重視の「二刀流」で、セルフケアにも積極的であることが明らかになった。
今回の調査では、この春に新社会人となる学生100人と、20~60代の現役ビジネスパーソン男女1000人を対象にセルフケアについての意識を調べた。
その結果、新社会人の81.0%が「セルフケア」という言葉を知っていると回答し、現役ビジネスパーソンの認知率(77.5%)を上回った。また、自身のセルフケアが「できている」と答えた新社会人は53.0%で、ビジネスパーソンの実践率46.9%よりも高い数値を示した。
新社会人が就職先を選ぶ際に重視した点としては、「給与」(52.0%)、「勤務地」(47.0%)に続き、「ワークライフバランス」(45.0%)が3位にランクイン。一方で、社会人生活における不安として「ワークライフバランスが取れなくなること」(56.0%)が最も多く挙げられた。
さらに、初任給の使い道として4人に1人が「セルフケアに使いたい」と回答しており、社会人になってからもセルフケアに取り組む意欲が高いことがうかがえる。
この結果を受け、第一三共ヘルスケア産業医の鄭理香氏は、新社会人は「学生時代にコロナ禍を経験しているので、自分で自分をケアして大切にすることが身に付いているのかもしれません」と分析。特に4月は新生活が始まり、環境の変化によって仕事と生活のバランスが取りづらくなる「グラグラワーク現象」に陥りやすいと指摘する。
鄭氏が推奨する「グラグラワーク現象」への対処法は、セルフケアの「さ・し・す・せ・そ」を意識すること。
「さ」はさわやかな朝日を浴びる。「し」は趣味を大切にする。「す」は睡眠を十分にとる。「せ」はセルフモニターを意識する。「そ」は相談上手になることを指す。特別なことをするのではなく、日々の生活の中で「プチ気晴らし」を意識しながら続けることが重要だとしている。
情報提供:第一三共ヘルスケア株式会社
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025032003.html