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元参院議員の東谷義和氏(通称・ガーシー)が2月11日、自身のX(旧Twitter)とInstagramアカウントを更新。過去に使用していたメンバーシップ向けのグループLINEにおいて、自身になりすました人物による詐欺行為が行われているとして注意を呼びかけた。
ガーシー氏は「【注意喚起】※拡散希望」と題した投稿で、詐欺行為の存在を明かし、「オレはこのLINEにログインもできないし、使ってもいない!」と明言。さらに、「このLINE自体を即座にブロックして削除してくれ!」と呼びかけた。
投稿に添えられたLINE画面のスクリーンショットによると、ガーシー氏になりすましたアカウントは、別のLINEアカウントのURLを投稿し、どうやらそちらに誘導しようとしている。
こうした行為に強い憤りを示したガーシー氏は、「こんな悪質な詐欺に絶対に引っかからんとってなー。ほんまこんな事がおこって、めちゃくちゃムカつくし、悲しいし、みんなに申し訳ない気持ちでいっぱいや」とファンに注意を促し、犯人を特定する意向を示した。
おたくま経済新聞では、ネット詐欺への潜入記事を度々配信している。今回も潜入用LINEアカウントを用いて、該当アカウントを確認してみたところ「決済手数料系コイン」や「トランプ一家とつながるワールドリバティファイナンシャルとのパートナーシップ」などをうたう、未認証のLINE公式アカウントが出てきた。
さらに続けて送られてきた自動メッセージによると、このサービスについて説明するZoomセミナーへの勧誘や、Telegramへの誘導を試みようとしている。
公式Xも紹介されていたので確認すると2024年10月に開設されたばかりのもの。しかし開設してから日がそこまでたっていないにも関わらずフォロワー数7万人と不自然さが目立つ。現時点、本来の目的は不明だが、関わらないにこしたことはないだろう。
SNSやメッセージアプリを悪用した詐欺は近年増加しており、著名人の名前を騙るケースも後を絶たない。今回のような未認証のアカウントからの要求には特に注意が必要で、個人情報の開示や送金を避けることが重要だ。
詐欺被害を未然に防ぐためには、政府広報オンラインや消費者庁が提供する情報を定期的に確認し、身に覚えのない要求には十分警戒することが求められる。
<参考・引用>
東谷義和氏公式Xアカウント(@gaasyy_yade)