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2025年1月8日に、松屋から発売された新朝食メニュー「とろっとたまご丼」。
白米に半熟状のたまご焼きを載せただけのこのメニュー、SNSを覗いてみると「美味しすぎ」「失敗」と賛否がかなり分かれている様子。いったいどこが賛否の分かれ目になっているのか確かめるべく、実際に松屋で食べてみました。
向かったのは今回も近所の松屋。店頭にのぼりやタペストリーはありませんでした。
券売機を確認すると「とろっとたまご丼」は全部で4種類のメニューが展開されています。「とろっとたまご丼」、「とろっとたまご丼豚汁朝ごはん」「とろっとたまごソーセージ丼」「とろっとたまごソーセージ丼豚汁朝ごはん」の4つです。
今回は一番スタンダードな「とろっとたまご丼」を食べることにします。たまご丼本体にお新香、焼のり、味噌汁がついてお値段は税込380円です。
ちなみに「とろっとたまごソーセージ丼」の場合は、たまご焼きがソーセージ入りになっています。
たまご丼は非常にシンプルな構成。丼に盛られた白米の上に、たまご焼きが覆いかぶさっています。たまごは商品名の通り、とろっとした半熟状。
表面につぶつぶとした胡椒が散っているだけかと思いきや、チーズも入っています。
たまごをめくってみると、白米とたまごとの間には何も具材はなし。本当に白米と半熟状のたまご焼きだけ。さしずめ初期装備のオムライスといったところでしょうか。
とはいえ、たまごの半熟具合もいい感じですし、美味しそうでは?
そう思いつつ早速いただいていきます。
たまごは予想通りとろっと口当たりが良く、ほんのりと塩味もします。
ただ、ひとくち食べてすぐに「ああ、これは賛否が分かれるのも納得だわ」と思いました。
この「とろっとたまご丼」ですが良く言えばあっさり、悪く言うと味気がないです。つまり賛否わかれているのは、おかずは濃い味派と薄味派の「好み」の部分だったようです。
たまご焼きには塩で味付けしてあり、コショウも振られていますし、チーズのコクや旨味もあります。単体で食べる分には美味しいです。
しかし「これで白米を食べろ」というのは、「おかずは濃い味派」の筆者としてはいささか物足りない気がしました。「とろっとたまご丼」の「とろっとたまご」の部分は、白米のおともになるにはパンチが欠けています。
付け合せについている焼のりといっしょに食べてみましたが、のりものりで塩味などはついていないので、救援としてはやや不満。
卓上調味料として用意されている「しょうゆ」をかけてようやく、白米と一緒に食べられる味になった、というところです。
松屋は卓上調味料が充実しているので、最初から味変ありきの商品なのでしょう。税込490円の「ソーセージエッグ定食」の目玉焼きも、自分で醤油をかけて味を調整するようになっていますし。
ただボリュームとしては十分。しっかりお腹いっぱいになれるので、「朝から味が濃いものは食べられない」という人にはおすすめです。
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025020405.html