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まるで宇宙からやってきた未知の生物のよう。
長い10本の足をガチャガチャと動かし、とあるお宅のお風呂場を占拠する、巨大なカニ。Xユーザーの「奇食崇拝者 Rikutо」さん(以下、Rikutоさん)が購入したタカアシガニです。
タカアシガニは日本近海の深海に生息している巨大なカニ。水族館などで見たことがある人も多いかも知れません。というより、水族館でしか見たことがない人がほとんどでしょう。
RikutоさんがXに投稿した動画には、そんなレアすぎるタカアシガニの、生きて動いている姿が収められています。
撮影場所は水族館ではなく一般家庭の風呂場。Rikutоさんも水族館職員ではありません。そしてRikutоさんがタカアシガニを手に入れた目的は飼育するためではなく、食べるためです。
タカアシガニって、食べられるんですね……というか、市販されてるんですね……。
Rikutоさんがタカアシガニを購入したのは、東京・御徒町にある食料品店「吉池」。プロ御用達なうえ、珍しい食材を扱っていることでも有名なお店なので、タカアシガニがあるのも納得です。
過去にタカアシガニの“脚だけ”を購入した経験があるものの、1杯丸ごとを購入するのは初めてというRikutоさん。
値段が3万3000円とかなり張るので悩みはしたものの、欲しい気持ちの方が上回ったそう。お店の方も「マジですか!」と驚いていたのだとか。
購入したタカアシガニは重さ約6kg、大きさは約100cm。とても一般家庭向けのサイズではありません。
Rikutоさんはこの巨大ガニを1人で、わずか20分という短時間で解体。に、ににににじゅっぷん!?
てっきり数時間はかかるものだと思っていたので驚きです。筆者なら脚一本切り離すのにそれくらい掛かりそうです。だって、動いてるんですよ……?
解体されたタカアシガニの画像も、またインパクト大。脚や甲羅はそのまま何かの武器に転用できそうなほど立派です。ボウルに集められたカニミソも、見たことがない量になっています。
解体したカニはどう食べるのかうかがってみると「友人と2人で、カニ鍋にして食べます」というシンプルイズベストな答えが返ってきました。
タカアシガニのカニ鍋は文字だけで凄まじい光景が想像できます。しかしXに投稿された画像を拝見すると、実際のカニ鍋の姿は、筆者の想像を遥かに超えていました。
蓋代わりに鍋に覆いかぶさる甲羅、縁から飛び出した鋭い脚。まるで海賊の宴です。
そして味の方も「激ウマです!」とRikutоさん。「この個体は身質がしっかりしてて水っぽくなかったです!出汁もめちゃくちゃ出てて美味しかった」とのことで、ビジュアルに負けず劣らずインパクトのある味わいだったそうな。
タカアシガニは見る専だった筆者ですが、Rikutоさんのお話をうかがって、食べる方にも気持ちが向いてきました。いつか人とお金を集めて挑戦したいと思います。
タカアシガニの甲羅を丸ごと使ったカニグラタン、食べてみてえーーーーー。
<記事化協力>
「奇食崇拝者 Rikutо」さん(@naze6622)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025012908.html