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「ゼスプリ キウイフルーツ」のゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社は、日本の食事や栄養の課題に取り組む「ゼスプリ栄養改革プロジェクト」を8月4日“栄養の日”よりスタート。
同日より、このプロジェクトをテーマにした新テレビCM「『できることからはじめよう』編」が全国でオンエアされます。今回、メディアと一般参加者に向けて行われた発表会を取材しました。
発表会冒頭、ゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社 マーケティング部 Asia Pacificマーケティング本部長の猪股可奈子さんが挨拶。「ゼスプリ栄養改革プロジェクト」の背景について語りました。
「ゼスプリのミッションは、ヘルシーでより豊かな社会を作るために、一つずつ食事を変えていくこと」と猪股さん。日本において年々果物の消費量が減少する中、キウイフルーツの販売数は10年間で約1.5倍に成長しているといいます。
その一方で、厚生労働省の調査によると、日本人の3人に1人が栄養不良に陥っているというデータも。ゼスプリが一般生活者1万人を対象に行った意識調査では、「栄養バランスのとれた食事をとりたい」と答える人が9割以上いるものの、忙しさや金銭面の理由などから、実際に栄養バランスのとれた食事を毎日とれているという人は約2割にとどまり、「果物をほとんど食べない」という回答も全体の4割にのぼったそうです。
「コロナ禍で健康意識が高まり、多くの人が自身の食生活を見直すようになったものの、日常が戻った今は忙しい毎日を乗り切るのに精一杯で、生きる基盤となる日々の食事や栄養の大切さが忘れられがち」と猪股さん。「100点満点の食生活を目指すのは難しいが、肩の力を抜いて『84点の食生活』を目指しましょう」と呼びかけ、栄養バランスのとれた食事を手軽にとれる社会を目指す取り組みを行っていくと語りました。
発表会後半はゆうちゃみさん、Aマッソの加納さん、くわばたりえさん、ヒコロヒーさんが登場してのトークセッション。
大の甘党で太りやすいと語るゆうちゃみさんに、キウイ専門のYouTubeチャンネルを開設するほどのキウイ好きである加納さん、小学生と中学生の育ち盛りの子どもを持つくわばたさんに、「お酒とタバコしかやらない」と語るヒコロヒーさん。それぞれバラバラの生活習慣を持つ4人が揃いました。
最初に4人は、8月4日から全国で放映開始されるゼスプリの新CMを鑑賞。乱れた食生活を送るネコが不摂生のあまり“幽体離脱”してしまう夢を、ゼスプリのイメージキャラクターである「キウイブラザーズ」が見る、というメッセージ性の強い内容に、驚きの表情でコメントします。
「めっちゃ攻めてるなって……。今までのキウイブラザーズは楽しく踊ったりするイメージだったんですけど、これまでのCMとは全然違いますね」(ゆうちゃみさん)
「今年のゼスプリのCMはどんなのが来るかな、と思っていたら、こんなに訴えたいことが前面に出る内容とは……。本気出してきましたね」(加納さん)
「私、このCMのネコちゃんみたいな生活をたぶんしているんですよね。実際朝食も食べていないし。自分もキウイブラザーズに心配されるような食生活をしているなと思って、身につまされる思いでした」(ヒコロヒーさん)
そしてくわばたさんは、「初めはネコちゃんかわいいなと思って見ていたんですけど、だんだん『ご飯ちゃんと作ってんのか』と怒られているような感じがしてきて……」と、育ち盛りの3児の母親として、毎日バランスのとれた食事を用意する大変さを吐露。
「栄養のことはわかっているし、夜ごはんはちゃんとしたいと思って作っているんですけど。忙しいし物価も高いから、野菜も同じものばかりになってしまって。理想的なことをしたいと思っても、なかなかできない……」と、悩みを打ち明けました。
「日本は食文化が豊かで、ラインアップも多いから、比較的栄養がとれているイメージがあったと思うんですけど、実は3人に1人が栄養不足だというのは、気づかなかった部分ですよね」と加納さん。「ゼスプリという商品を知ってほしいという以上に、みんなに健康になってほしいという思いを感じました」と、CMに込められた思いを感じ取っていました。
トークセッション後半では管理栄養士の倉嶋里菜さんがステージに加わり、「栄養バランスチャレンジ」を開催。4人が実際にとっている食事を写真で披露し、倉嶋さんが「84点の食生活」を実現するためのアドバイスを行いました。
最初にくわばたさんが披露したのは、アイスコーヒーとトーストだけのシンプルな朝食。忙しい朝はそれぞれ自由に食事を用意するスタイルにしており、「私はコーヒーだけで、子どもは牛乳とパンだけ」だといいます。
これに対して倉嶋さんは「たんぱく質やミネラル、ビタミンを補える食材があるといいですね」とコメント。「朝食は目覚めるためのスイッチの役割があるので、やっぱり食べてほしい」といい、ベーコンやチーズ、レタスなど、パンに乗せるだけでできる簡単なレシピをアドバイスしました。
続いてゆうちゃみさんが挙げたのは、おにぎりとたくあんのセット。現場でのメイク中などに食事をとることが多いといいます。
「鮭とか昆布とか、栄養素のある具があるから、ぱっと食べるにはおにぎりがてっとり早くて」(ゆうちゃみさん)
「たんぱく質やビタミン、ミネラルが入っている鮭や昆布を具に選んでいるのは素晴らしいですね。ただ、やっぱりこれだけでは足りないところがあるので、たんぱく質やミネラルをプラスすれば『84点の食生活』に近づけると思います。ゆで卵やフルーツヨーグルトを足すだけでも全然変わってきますよ」(倉嶋さん)
ヒコロヒーさんが挙げたのは、一杯のコーヒーのみ。固形物ですらない内容に、くわばたさんも思わず「ごはんの意味わかってるんですかね!?」とツッコみます。
「家でも朝食は食べないです。現場でコーヒー飲んで終わり」(ヒコロヒーさん)
「これはもう、朝ごはんというか何というか……。固形物を食べるのがしんどいのかな? という印象を受けました。まずは、コーヒーに牛乳や、ビタミンEの豊富なアーモンドミルクを入れてみるといったところから始めてみるといいかもしれませんね」(倉嶋さん)
そして最後に加納さん。「褒められに行きましたよ!」と自信満々の表情で披露したのは、豆乳とバナナ、キウイのセット。「フルーツは毎朝とってますね」と胸を張ります。
「朝からフレッシュなフルーツをたっぷりとられていて、すごくいいですね! 豆乳でたんぱく質もとれていて、素敵な朝ご飯かなと思います。キウイフルーツにはビタミンCや食物繊維、カリウムがたくさん含まれているので、1個食べるだけで食事のバランスを整えることができます」(倉嶋さん)
一方で、「腹持ちしない」という加納さんの悩みに対しては、「炭水化物が少なく、果物の糖質のみしかないので、グラノーラやヨーグルトなどをプラスするといいと思います」と倉嶋さん。「そうか、グラノーラも炭水化物なんだ!」と加納さんはハッとした表情をしつつ、「ありがとうございます!」と感謝を述べていました。
最後は今回のアドバイスを踏まえ、「ゼスプリ栄養改革プロジェクト」のメインテーマである「84点の食生活」を実現する方法を、4人がフリップに書いて発表しました。
「『体にいいものを少しずつ追加する』。栄養バランスを補える食べ物はコンビニでも手軽に買えるものが多いということなので、ちょっとずつ何かしら挑戦できたらと思います」(ゆうちゃみさん)
「『豆乳で割る』。コーヒーも焼酎も豆乳で割る。みなさんと違って食生活の出来がかなり悪いので、まずはできることから始めようと。一般的な『84点の食生活』にはまだ程遠いですが、とりあえず自分なりの84点を目指していこうと思います」(ヒコロヒーさん)
「『84回噛む』。こういう仕事をしていると、食事のときに『2~3回ぐらいしか噛んでいないな』と感じる時があるんです。これくらい歯を動かすくらいの気持ちでゆっくり噛んで食べれば、胃もたれも起こらないし、また美味しいものを食べたいという気持ちになって、いい循環になると思います」(くわばたさん)
そして加納さんは「出勤キウイ」という、ユニークな習慣を提案。「日本はコンビニ大国ですから、カットキウイも普通に店頭で売ってるんですよ」といい、「出勤途中、駅までの道中や、移動中のタクシーの中とかでペロッと食べてもらうとかね」と、すきま時間を使いながら、キウイフルーツを活用して栄養バランスのよい食生活を送る方法を提案しました。
取材協力:ゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社
(取材:天谷窓大)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 天谷窓大 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024073005.html