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一生の思い出になる大切な行事「結婚式」。そこで自分の夢を叶え、出席者たちの思い出にも残る特別なものにしたのは、X(Twitter)ユーザーの向山さん。
なんと披露宴の会場に、父と作ったシルビアの原寸大模型を設置してしまったんです。実際に目の当たりにした出席者は、相当驚いたのではないでしょうか。
投稿によると、向山さんは本物のシルビアを置くのは入口のドアの大きさの関係もあって無理だったので、実寸大の模型を作ったそうです。
披露宴が無事に終わり、「ほぼ父が作ってくれたけどやりたいことできて本当に良かった!」と感動している様子。他にも搬入を手伝ってもらうなど、多くの人たちの協力があって実現できたことに感謝しています。
投稿には、披露宴の会場に設置されたシルビアの模型の姿や制作途中の写真も添えられています。完成したシルビアの模型は本物そっくり!
実は向山さんの父は、ワイヤーアーティストとして活動している人物。金属のワイヤーを使用したアート作品を多数てがけています。このため、もの作りはお手の物といったところでしょうが、それにしても圧倒的なクオリティーの高さには驚かされます。
いったいシルビアの模型はどのようにして作られたのか、当日の出席者の反応など、気になることが山ほどあったので、向山さんにインタビューをして詳しくうかがいました。
――披露宴の会場にシルビアの模型を設置しようと思った理由を教えてください。
ゲストにサプライズとして車が入れない場所に1台置いてあったら驚くだろうと思いました。そもそも1/1模型という発想があったとしても作る人がいないと思ったので、誰もやったことがないことを実現させてみたいという強い思いから制作に至りました。
――「シルビアの模型を設置したい」と伝えた時の妻や家族の反応を教えてください。
最初は「どういうこと?」と言って理解してもらうまでに時間がかかりました(笑)。それから本当に実現できるのか、とても心配していました!
――シルビアの模型は、どのようにして作ったのでしょうか?
制作は主に父が行ったのですが、完成までには約4か月かかりました。主にスタイロフォローム、中には補強として木枠を入れております。まずスタイロフォームを切ったり貼ったりし、表面が出来上がったら軽量パテやジェッソで仕上げて塗装をしてあります。
――シルビアの模型を作る上で、大変だったことやこだわった部分などを教えてください。
実物に近づけるためにできる限り細分のパーツまで表現し、塗料も実車と同じものを使用しました。ボディやタイヤなどはスタイロフォーム中心、ライト類にはアクリルを使用するなど、実パーツを一切使わずに制作したことです。
――出席者の反応を教えてください。
「最初、実物だと思った」「細かい部分まで全部自作はやばい」など、想像以上に沢山の嬉しい言葉を頂きました。
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「息子のために」と4か月もの期間をかけて完成させた大作には「凄い才能ですね」「熱意に感動しました!」など、称賛するコメントが数多く寄せられています。
<記事化協力>
向山さん(@mukounoyama3)
(佐藤圭亮)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024031001.html