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家庭用ゲーム機「プレイステーション2」本体に備わっている”ある機能”に、発売から20年以上が経過した今、SNSで大きな注目が集まっています。
それは、本体ディスクトレー部分に取り付けられている「PS」のロゴマークが回転する、というギミック。あなたはご存じでしたか?
知らなかった方は、この機能は一体何のために?と思うことでしょう。
実はこれ、当時としては革新的だった本体の縦置き、横置きに対応するためのもの。プレイステーション2の説明書にも明記されている内容です。
あからさまなゲーム機、というよりも、高級感ある外観をもったプレイステーション2でしたから、いざ縦置きにした時にロゴの向きも揃えないとちょっとかっこ悪いよね、という見た目の問題を解消するために搭載されたギミックということ。
ちなみに、向きを変えなかったからといって本体の挙動に影響はありません。ソフトの読み込みエラー時に本体の向きを変えると、読み込みやすくなる……なんてウワサはあったような気がしますが。
きよまるさんは、プレイステーション2のいわゆるリアルタイム世代。それなりには親しんでいたそうですが、このギミックについては今まで気が付かず。
最近になって実家でソフトを発見したため、懐かしくなってまた遊ぼうと中古のプレイステーション2を購入し、いざディスクトレーを開いたところ、ロゴが立体になっていることを発見。触ってみたところ回転したため、驚きのあまりXへ投稿した……というのが今回の経緯です。
とはいえ、あまりに細かすぎる仕様かつ、後継機である「プレイステーション3」の初期型を最後にこのギミックは撤廃されてしまったため、きよまるさん同様「知らなかった!」という方も多数。投稿には4万件を超える「いいね」が寄せられています。
なお、最新機種「プレイステーション5」に内蔵されている「ASTRO’s PLAYROOM」内において登場するプレイステーション2本体のロゴ部分を叩くと、回転するギミックが搭載されているのだとか。制作者側の当時に対するリスペクトを感じますね。
<記事化協力>
きよまるさん(@kiyomaryu)
<参考・引用>
プレイステーション公式サイト「SCPH-10000 取扱説明書」
※掲載画像の一部はプレイステーション公式サイトのスクリーンショットです。
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024021504.html