フィリップ モリス ジャパンは加熱式たばこ「IQOS」の旗艦店であるIQOSストアで、11月1日より「ティー マリアージュ」の提供を開始します。

 提供されるのは名古屋を除く全国6店舗のIQOSストア。その内の1つ銀座店で、11月19日にメディア向けの発表会が開催されました。

 全国6店舗(札幌、銀座、梅田、心斎橋、広島、福岡)のIQOSストアに併設されている「IQOS Signature Café」。ここではIQOSとスペシャルドリンクやオリジナルスイーツのマリアージュが体験できます。

 IQOS Signature Caféで11月1日より提供が開始される「ティー マリアージュ」では、加熱式たばこスティックの「TEREA(テリア)」の味わいや特長に合わせた4種類のティーを用意。ラインナップは「ボールドブラウン」、「グリーンエレガンス」、「レッドフュージョン」、「メロウオレンジハーモニー」となっています。

 対象者は、IQOSPHEREの会員と20歳以上の喫煙者の同伴者。なお、名古屋店ではティーバッグの形で、4種類の中からお好みのものをいただくことができます。

■ コーヒーとはまったく違うマリアージュ

 発表会ではフィリップ モリス ジャパン合同会社ブランドリテール・マネージャーのショーン・チェンさんと、IQOS Signature Caféおよび今回提供される4種類のティーの監修を行った岩崎泰三さんによるトークセッションがおこなわれました。

 岩崎さんといえば、国際スペシャルティコーヒー鑑定士として有名です。その岩崎さんにティーの監修を依頼した理由について、チェンさんは「実は、お茶の専門家でもあるから」と説明。IQOSのユーザーでもあり、IQOSをよく理解している点も決め手になったそう。ちなみに、岩崎さんは北欧紅茶公認アンバサダーを務めた経験もあるのだとか。

 その岩崎さんにティーの監修を依頼した理由について、チェンさんは「実は、お茶の専門家でもあるから」と説明。IQOSのユーザーでもあり、IQOSをよく理解している点も決め手になったそう。ちなみに、岩崎さんは北欧紅茶公認アンバサダーを務めた経験もあるのだとか。

 コーヒーによって生まれるマリアージュと紅茶によって生まれるマリアージュは、まったく違う世界と語る岩崎さん。

 それがIQOS Signature Caféでスペシャルドリンクを開発している間もずっと頭の片隅にあり、お茶やコーヒーをIQOSと上手く融和させられないか考えていたといいます。そのためティー開発の依頼があった時は自然に受け入れることができたそう。

■ それぞれのフレーバーに合わせて開発

 岩崎さんは提供するティーを4種類にした理由について、IQOSイルマのフレーバーも4つにカテゴライズされているためと説明。

 「ボールドブラウン」はレギュラー、「グリーンエレガンス」はメンソールや強メンソール、「レッドフュージョン」はフレーバー、「メロウオレンジハーモニー」はフレーバー カプセルとのマリアージュを意識して開発したのだとか。

 「ボールドブラウン」は、上質なダージリンに加賀の棒ほうじ茶を合わせた贅沢な逸品。「これはお茶好き全員に飲んでもらいたい」と岩崎さん。棒ほうじ茶の香ばしさとほのかな苦みに、ダージリンティーをブレンドすることにより、茶葉が持っている本来の素材感を際立たせているとのこと。

 「グリーンエレガンス」は静岡県産の選び抜かれた緑茶をベースにして、さりげなくレモングラスを合わせた一杯。メンソール系の味わいにあわせてジンジャーパウダーを使用しており、飲み終わった後のスッキリ感と爽やかな切れ味が増幅するそうです。

 「レッドフュージョン」の味わいの中心はハイビスカスティー。ハイビスカスの酸味にドライストロベリーを混ぜ合わせ、そこにセイロンティーをブレンドしてバランスを調整。隠し味にバニラのフレーバーを使用し、ほのかに甘みを感じる仕上がりになっているのだとか。様々なフレーバーにあうものの、岩崎さんはベリー系を特にオススメしていました。

 「メロウオレンジハーモニー」は、レッドルイボスとローズヒップという珍しい組み合わせの一杯。そこにシナモンを加え、隠し味にオレンジのフレーバーが添えられているそう。複雑な香りがあるものの、やさしくフラットな味わいとなっています。

■ 1種類につき100種類以上を試作

 この日は「グリーンエレガンス」と「レッドフュージョン」の2種類のティーの試飲もできました。実際に飲んでみると、「グリーンエレガンス」は緑茶の爽やかな味わいに、かすかなレモンの香りも感じられ非常に飲みやすかったです。

 一方、「レッドフュージョン」はセイロンとバニラの甘い風味が強く、その中にハイビスカスとドライストロベリーの酸味も感じられ、今まで飲んだことがないような味わいでした。

 「4種類のティーの開発に半年以上の期間を要した」とチェンさん。岩崎さんも「コーヒーとは比べものにならないほど、試飲をした」と振り返ります。

 1種類につき100種類以上の組み合わせを試作。大変だったもののティーマリアージュの世界は何年も前からやりたいと思っていたことだったので、IQOSユーザーの方々に楽しんでもらえるのは嬉しいと顔をほころばせます。

 最後に質疑応答の時間が設けられたため、「ティー マリアージュ」を始めた理由についてうかがいました。

 チェンさんによると、IQOSユーザーの方々にコーヒー以外のマリアージュの体験を増やせないかと以前から考えていたそう。そこで日本人の好みなどを考慮した結果、お茶を選んだと語っていました。

取材協力:フィリップ モリス ジャパン合同会社

(取材・撮影:佐藤圭亮)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 IQOSストアで「ティー マリアージュ」提供開始 オリジナルのお茶でマリアージュを体験