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日清カップヌードルといえば、多くの方が食べたことがあるであろうカップ麺。「カレー」や「シーフード」といった定番から、期間限定商品まで多数登場しています。
その中で今回気になった商品が「日清 カップヌードル 牛すきビッグ」。
「カップラーメン」と「牛すき焼き」なんてそもそも合うのか?という疑問しかありませんが、カップヌードルの公式Xによると「裏技で麺を溶きたまごにくぐらせても絶品」だそうです。
本当に「絶品」なのか、実際に試してみました。
「日清 カップヌードル 牛すきビッグ」(以下、カップヌードル牛すき)はセブン-イレブン限定で9月26日に発売された商品です。価格は298円(税別)。
セブン限定ということもあり、入手困難が予想されましたが、今回運良く入手できたのでさっそくレビューしていきます。
開封したらいつも通り、お湯を注いでいきます。その前に中身をチラ見。特に目立つのが白い物体。これは「豆腐」で、すき焼きには欠かせないものですね。
食べる直前に「牛脂オイル」をいれるようで、カップヌードルのふたの上で温めます。
お湯を注いで、待つこと3分……。
ふたを開けてみると、見た目はほぼ「カップヌードル」。すき焼き感はあまりないです。
仕上げに温めておいた「牛脂オイル」を入れます。
そして、麺をあげてみると……そこから立ち上がるのは紛れもない「すき焼きの香り」。
父が金曜日に家に帰ってきて、玄関で匂いに気づき、おっ、今日はすき焼きか!?なんつって、テンション上がるあの瞬間の記憶が蘇りました。
ただし今回の見た目は「カップヌードル」。匂いで記憶が蘇ったものの、現実との落差に少しだけ気持ちはトーンダウン。
と、勝手に落ち込んでもいられないので、中身を確認していきます。
先程まで真っ白だった具材の「豆腐」は、しっかりと味が染み込んでおります。
そして、個人的に驚いたのが「牛肉」。なんとカップヌードル定番の「謎肉」ではなく、「味付牛肉」でした。
「すき焼き」といえども、所詮肉はいつもの「謎肉」だろうと、たかをくくっていた私の発想は実に浅はか。相手は日清カップヌードルである、そんな、甘っちょろい商品なわけがないのだ。
ちなみに「謎肉」を知らない人のために一応解説も。謎肉とは、カップヌードルに入っているサイコロ状の加工肉のことです。正体は大豆由来の原料に肉や野菜をまぜて作られた物。登場初期に謎多き存在だったことからインターネットで「謎肉」と呼ばれるようになり、そのまま定着。公式さえ「謎肉」と呼ぶようになっています。
さて、食べて行きます。
うん、想像以上に「すき焼き」です。見た目は完全なる「カップヌードル」なのですが、口の中に広がるすき焼きの風味によって、脳内を「すき焼きを食べている」と錯覚させます。
これは本当に驚くべき商品。どちらかといえば「不思議な料理」とも言える。
普通に食べたところで、公式Xでオススメされていた「溶きたまごにくぐらせ食べる」という方法で食べてみます。
まずは具材を溶きたまごに……と、ここで気づいてしまったのですが、この工程で完全に「カップヌードル」だったことを忘れている。
まてまて、今食べているのは「カップヌードル」……だよな……
色々パニックになってきますが、とりあえず溶きたまごにくぐらせ……
まずは「麺を食べてみる」。
うっまーーーい!これは完全に「すき焼きだ!」。嘘みたいな話かもしれませんが、もうこれは完全にすき焼きです。
続いて「肉」や「ネギ」「豆腐」などと一緒に食べると……
アカン!やっぱり完全に「すき焼き」。まるで脳がバグったみたいな感覚です。そもそも食べ方も「カップヌードル」の食べ方から完全に「すき焼き」スタイル。
溶きたまごにくぐらせることで、「すき焼き」の汁の濃淡がハッキリし、鍋で焼いたあのすき焼きの焦げ味まで感じられる気が?これは錯覚?もしかしたら脳が勝手にそのように変換しているだけなのかもしれませんが、驚きの再現性です。
汁だけでも本当に美味い。そもそもすき焼きの「シメ」で「うどん」を食べるわけですから、別に同じ小麦粉の「ヌードル」であったとしても何ら違和感はない。
いやはやこれはカップヌードル史上最も驚くべき商品なのかもしれません。もしお金がなく、どうしてもすき焼きを食べたいという、欲望に駆られたら、この「カップヌードル牛すき」と言う選択肢。非常に「アリ」かもしれませんよ。
<参考>
日清 カップヌードル 牛すきビッグ
カップヌードル公式X(@cupnoodle_jp)
(たまちゃん)