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2001年の発売以来、任天堂の人気ゲームシリーズのひとつとなった「ピクミン」。シリーズ最新作「ピクミン4」が2023年7月21日に発売されましたが、任天堂公式ホームページにて9月5日に、「折り紙による赤ピクミンの作り方」が公開されました。
「ピクミン」「折り紙」と聞くと、なんとなく子ども向けの内容……と感じますが、ネットの声を見てみると「難しすぎる」と逆の意味で話題に。どれほど難しいのか?実際に作って確かめてみることにしました。
ホームページでは、赤ピクミンの折り方がPDFと動画にて公開されています。これによると、「かお」と「からだ」は別々の折り図となっており、それぞれ1枚ずつ赤色の折り紙が必要となるようです。
さらに、「ピクミンそっくりにしようと気合を入れて折り方を考えたところ、当初想定していたよりもかなり難しいものになりました」という説明も書かれており、任天堂の人たちもこの難易度は把握済。やりすぎたという自覚はあるようです。
事前に内容をチェックしてみると、「かお」の折り方は34工程、「からだ」の折り方は37工程……と、早くも一筋縄ではいかない予感。ちなみに筆者は、時々子どもと一緒に折り紙をする……というくらいの、折り紙ビギナーです。早速やっていきましょう。
まずは「かお」から作っていきます。手順通り丁寧に折り進めていきますが、8番目の工程で早くもつまずきました。「〇からフチに平行な線で折る。下の部分は折りたためず持ち上がる」……が分からず、これで合ってるのか?と感じつつも、図と同じような形になったので先に進んでいきます。
その後も事ある毎に行き詰まり、なかなか完成形が見えてきません。30工程目辺りに差し掛かったところで、ようやくピクミンの頭らしい形になり、終わりが見えてきました。最後に形を整えて、目を貼り付ければ出来上がり。ここまでに1時間弱かかったことをお知らせしておきます。
しかし、忘れてはいけません。これはまだ半分。この後まだ「からだ」を作る必要があるのです。うぅ……先が思いやられます。
気を取り直して、「からだ」を作っていきます。驚いたのは10の工程「9の折線と内側(光に透かすと見える三角形)のフチの交点のところで上に折る」という説明。折り紙の工程で光源を使う手順は……初めて見ました。
「かお」以上に複雑な手順が連続し、なかなか思うように制作が進みません。個人的な感想としては明らかに「からだ」の方が難しいです。途中何度図のようにならず、折り直したことか。どうしてもわからないところは動画を見てなんとか理解し、ようやく完成の時を迎えました。
最後に、「かお」と「からだ」をのりでくっつけて、「赤ピクミン」の誕生です。総工作時間はおよそ2時間。「もしもカンタンに作れたら、アレンジして青ピクミンや黄ピクミンも作ろうかな~」などという考えは、浅はか過ぎました。さすがにもう作る気力が湧かなかったです……。
検証結果としては、ネットで言われている通り「激ムズ」の評価に相応しい難度でした。とにかく手順が細かく、普段折り紙に慣れていない方であれば間違いなくかなりの時間がかかります。
しかしながら、その分完成した時の達成感はそれなりのもの。公式が紹介する作り方なだけあり、出来栄えも下手なりにまずまずで、サイズ感を含めて、何だか愛着が湧いてきます。子どもにも「かわいい!」と言ってもらえて、評判は上々でした。
もしも今後、他のピクミンの折り方が公開されることがあれば……作るかどうかは、難しさを見て決めたいと思います(笑)。
<参考・引用>
任天堂ホームページ「家の中でピクミンが生まれる? 折り紙で「赤ピクミン」の作り方をご紹介。「ピクミンガーデン~ピクミンのいる庭~」では、9月のカベガミも公開中。」
(山口弘剛)