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「色違いポケモン」といえば、ファンにとってはお馴染みの稀少性の高いポケモンのこと。
その名の通り通常のポケモンとは体の色が異なり、普通に冒険していてもなかなか出会えないことで知られていますが、実は「ブラック・ホワイト」および「ブラック2・ホワイト2」においては、ある特殊な場面でも出会えることをご存じでしたでしょうか?
それは、全作品に共通する「ゲーム冒頭で博士がポケモンの説明を行う」シーン。同作では「アララギ博士」がチラーミィもしくはチラチーノを繰り出しますが、ここでも色違いが登場するというのです。し……しらんかった。
シリーズをプレイした方であればお気づきかと思いますが、ここで紹介されたポケモンは実際に手持ちに入るわけではありません。一見無駄にも思える行為だからこそやる価値がある、こう考えたのは「珍ポケモン集めたい人」を名乗る「ぬぃぬぃ」さん。
なんと11639回目で、ついに「アララギ博士の色違いチラーミィ」を出すことに成功しました。
「好きな配信者今回のチラーミィ同様に、捕獲が出来ない色違い厳選をしていらっしゃったので、それに触発された感じです」チャレンジのきっかけをこう語るぬぃぬぃさん。「ブラック・ホワイト」を2台、「ブラック2・ホワイト2」を1台の計3本を同時稼働させてこれに挑みます。
ちなみに同作における色違いポケモンの出現率は8192分の1の確率。冒険中に遭遇する場合とは異なり、出なければリセットして、スタートしなおすという作業を延々と繰り返すわけですから、常人では気が狂ってしまいそうになること間違いなしでしょう。
こうしたリセットを伴う色違い厳選において、特に注意を払わなければならないのは、「出現したのにうっかり誤ってリセットをしてしまう」こと。
ぬぃぬぃさんの今回のチャレンジにおいても、どうやらこれが発生してしまったようで、「見間違いでなければ3821回目に一度出現した」のだとか。筆者であれば間違いなくここで心が折れていると思います。
それでもあきらめることなく、チャレンジを続けること2週間弱。ついに色違いチラーミィと出会うことが出来ました。
「手に入らないのは承知の上で始めたので、今まで厳選してきたポケモンたちと変わらず、最高にうれしかったです!」と、当時の心境をぬぃぬぃさん。皆がチャレンジしないことだからこそ、その喜びもひとしおといったところでしょう。心なしかアララギ博士の表情も通常プレイの時よりも誇らしげに見えます。
ぬぃぬぃさんの次の目標は「最近始めた『ポケットモンスター プラチナ』にて、色違いのみでストーリーを攻略すること」と「『ポケットモンスターXY』で、チャンピオンロードに出現するレベル59の色違いサザンドラの捕獲(いわゆる進化レベル未満の色違い厳選)をすること」。「珍ポケモン集めたい人」としての活動はまだまだ続いていくこととなりそうです。
<記事化協力>
ぬぃぬぃ 珍ポケモンを集めたい人さん(@Shiny_Suicune_)
(山口弘剛)