夏の定番料理の一つである「そうめん」。冷たいつゆにつけるのが一般的ですが、やはりずっと同じ食べ方だと飽きてしまいますよね。

 なにかアレンジレシピはないかな?とSNSを眺めていたところ、料理研究家のリュウジさんが「雑なのに旨すぎる【旨けりゃいいんだよそうめん】」なるレシピを投稿しているのを発見。リュウジさんに記事で紹介する許可を得て、早速作ってみることにしました。

 今回のレシピは、リュウジさんのもう一つの顔である「虚無」状態で作るレシピ。調理の手間を極限まで省きつつ、なおかつおいしいという、忙しい方にもぴったりの料理シリーズです。

 ちなみにレシピを紹介する際、リュウジさんはお酒を飲み過ぎた翌日の朝のような「虚無」状態で作っていますが、レシピを参考に作る方は必ずしも「虚無」になる必要はありません。真似しながら作るのもそれはそれでおもしろそうですが……。

 そんな虚無レシピらしく、材料もいたってシンプル。必要なものは以下の通りです。

1人分
そうめん……100g
たまご豆腐……1個(65g)
これ!うま!!つゆ……小さじ2
ごま油……適量
塩……1つまみ
酢……小さじ2
お湯……1リットル
★味変でラー油

■ 10分あれば作れる!手軽さがGOOD

 まずは水1リットルを鍋に入れてコンロで沸かしお湯にします。沸騰したら酢小さじ2を投入。その後、茹で時間通りにそうめんを茹でていきます。

 麺が茹で上がったら、ざるに移して流水で洗います。この時、氷水にさらして麺をキンキンに冷やすのがポイント。十分に冷やしたら、手で絞るように水気を切って皿に移します。

 そこへたまご豆腐に付いているタレ(なければ次に入れるつゆを増やす)、これ!うま!!つゆ(なければ白だしで代用)、塩を入れます。その上にたまご豆腐をまるごとのっけて、ごま油を適量垂らし、全体を混ぜれば完成となります。

 スムーズに作れば、調理時間は10分もかからないほどの手軽さ。見た目?そんなものは気にしません。なんせこれは「旨けりゃいいんだよそうめん」ですから。

■ ごま油の風味とつゆの相性が抜群 調子が悪い時でもするする食べられそう

 さて、肝心の味の方はどうでしょう。箸ですくってひと口食べてみると……やはりリュウジさんのバズレシピ。ごま油の香りとつゆの風味の相性が抜群に良く、めちゃくちゃおいしいです。

 例えるなら、油そばのような印象ですが、それでいて非常にあっさり。具材がたまご豆腐だけであるのも、良い意味で主張が強くありません。お酒を飲み過ぎた後でもサッと作れて、するすると食べられそう。味変でラー油を加えると、ピリ辛になってより主食感が増します。

 シンプルながらも、奥深い味に箸のペースは止まらず、1人分をあっという間に完食してしまいました。これなら2人分、3人分と量を増やしても、負担なく食べられそうです。

 夏休み中の子どもの昼食などに出しても良いでしょう。いつもの味に飽きてしまった方、大量のそうめんを消費したい方はは、ぜひお試しあれ。

<記事化協力>
リュウジ@料理のおにいさんバズレシピさん(@ore825

(山口弘剛)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 料理研究家リュウジさんの最新「虚無そうめん」は本当にウマい?作ってみた