本日2023年7月21日より、東海道新幹線の車内で流れるチャイムが20年間慣れ親しんだ「AMBITIOUS JAPAN!」から、新しい楽曲「会いに行こう」に変わりました。

 筆者も散々「AMBITIOUS JAPAN!」を聞きまくっていただけに、変わってしまうという寂しさもありつつ、あたらしいチャイムを聞きたいという気持ちもあり、朝から新幹線に乗り込み聞いてきました。……が、まさかの展開が待っていました。

■ 新しいチャイム「会いにいこう」とは

 東海道新幹線の車内チャイムとして、20年間ながれていた「AMBITIOUS JAPAN!」。惜しまれつつも、2023年7月20日をもってその役目を終えました。作曲は筒美京平氏で歌っていたのは、TOKIO。

 そして、本日より「AMBITIOUS JAPAN!」にかわって新しいチャイムとなった「会いにいこう」。こちらはミュージシャンの岩崎太整氏作曲、歌っているのは歌手のUAさんです。

 最近CMでもこの曲が流れており、だいぶ馴染み深くなってきました。そんな曲が本日より流れるということですが、チャイムとしていったいどんな感じに仕上がっているのか。

 初日の車内の様子も知るために、JR掛川駅から浜松駅(下り)に乗車しました。

■ 新幹線に乗車したもののまさかの展開 それは……

 掛川駅でまっているとホームにN700Aが到着。一番前に乗り込みます。

 一番前の電光掲示板を見ると、いつもと変わらぬ情報が掲載されております。さて、ここから浜松まで11分で到着するのですが、チャイムが鳴るのは、だいたい天竜川を通過したあたり。

 そして、天竜川を通過。そろそろ新しいチャイム「会いに行こう」が流れるぞ!

 と、期待をしたのですが、流れたのがまさかの「いい日旅立ち・西へ」。

 実は東海道新幹線から山陽新幹線につながる「東海道・山陽新幹線」では、JR東海の車両とJR西日本の車両が走っています。メロディもそれぞれことなり、JR西が「いい日旅立ち・西へ」。

 つまり今回乗ってしまったのはJR西所有の車両。運がいいのか悪いのか、ビンゴしてしまいました。調査不足だった……。いい曲なんだけどねぇ……今聴きたいのはそっちじゃない。ちなみに「いい日旅立ち・西へ」バージョンは今までと変わらず残るようです。

 筆者はその後、掛川にまた引き換えし、その際に無事に「会いに行こう」のチャイムを聞くことができました。

 到着したのに「AMBITIOUS JAPAN!」ではないチャイムが流れることで、若干の違和感はあるものの、これも慣れてくるのだと思います。

 ちなみに流れた瞬間、車内ではどよめきが起きていました。曲変更を知っていた人にとっては「おぉこれが新しいチャイムか」という感じでしょうか。知らなかった人にとっては驚きの声だったのかもしれません。

■ 「会いに行こう」に変更にともなうネットの反応

 「会いに行こう」のチャイムはさっそくJR東海のTwitterアカウントで公開されております。

 そしてネットの声はというと、「もう一回だけAMBITIOUS JAPAN!を聞きたかった」「やはりAMBITIOUS JAPAN!がいい。」「いいけど、前の方が新幹線らしいって思う」と惜しむものばかり。

 やはり20年間聞き慣れたチャイムが変わったことにより、曲の善し悪しというより身に染み付いた何かが変わってしまったという「喪失感」があるのでしょう。

 なお、「AMBITIOUS JAPAN!」をどうしても聞きたいという方は、名古屋の「リニア・鉄道館」にある「700系」展示コーナーで聴くことが可能。(1時間に3回流れるそうです)

 今年の夏休みは、新しい「会いに行こう」のチャイムを聞きつつ、昔懐かしい「AMBITIOUS JAPAN!」も聴きに行ってはいかがでしょうか。

<参考>
JR東海News【公式】@JRCentral_OFL
リニア・鉄道館|JR東海

(たまちゃん)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 東海道新幹線のチャイムが本日よりUAの「会いに行こう」に変更!さっそく聴きに行ったらまさかの展開!