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「うしおととら」などの原作者として知られる藤田和日郎さん。その中編コミックス「黒博物館 ゴーストアンドレディ」が、劇団四季のオリジナルミュージカル「ゴースト&レディ」として上演されることが先日4月10日に発表されました。
「漫画の舞台化」というと毎回賛否が分かれますが、ネット上を見る限り「賛」が多いよう。藤田さんも「楽しみに待ちましょうね!」とツイートしています。
「黒博物館 ゴーストアンドレディ」は、19世紀の欧州で近代看護の礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールと、芝居好きなゴーストのグレイによるファンタジックなラブストーリー。
劇団四季は「舞台化にあたっては、原作が持つ魅力を大事にした上で、『演劇』としての新しい魅力を追求。生きる意味を見出し、懸命に生き抜くフロー(フローレンス・ナイチンゲール)たちの姿をシアトリカルに写し出すことで、豊かな人間ドラマを創り出します」とコメント。上演は2024年5月にJR東日本四季劇場「秋」でおこなわれます。
原作者の藤田さんはミュージカル「ゴースト&レディ」について4月14日、「脚本、つまりストーリーも含めた内容については、大いなる興味のうちにほとんどをお任せしています」とツイート。
何を描いて何を描かないかについても、「ミュージカル」と「漫画」は違うからと自身の見解を述べます。「だから題名が『ゴーストアンドレディ』でないのですよ」とも。このツイートに対してファンも「相性よさそう」「楽しみすぎる!」と期待を寄せている様子。
ツイートを見るとミュージカル版にはノータッチのようにも感じられなくもないですが、その後のツイートで「もちろんしっかりと話し合いはしておりますとも。何がイヤで何がイイのかも伝えました」と補足。
脚本を務める高橋知伽江さんが「主人公たちが大好き」と言っていたというエピソードも紹介しています。
「漫画を起爆剤にした劇団四季の別の爆発を、自分と一緒に楽しみに待ちましょうね!」とファンに向けて呼び掛けた藤田さん。ファンも「これは嬉しい!」「これ見に行くだけに東京に行こう」とこたえます。
漫画が実写化されたり舞台化されたりすると、大抵の場合は否定的な意見が多いものです。あまりにも酷い時は作者がSNSを通じて自身の見解をファンに説明することも。
ちなみに空知英秋さん原作の漫画「銀魂」が実写化報道された際は、「やれるもんならやってみろ!!」と話題になった特例もありましたが……。今回は上演を待ち望むファンが多いようです。
<参考・引用>
藤田和日郎さん公式Twitter(@Ufujitakazuhiro)
劇団四季公式サイト
※画像は藤田和日郎さんの公式Twitterのスクリーンショットです。
(佐藤圭亮)