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スーパーに行くとお店の方などがホットプレートで商品を焼いて、試食を提供している時があります。その香りに引き寄せられ、「買うつもりはない」「でも食べたい」と心の中で葛藤した末に試食だけして去ることも。その時の後ろめたさといったら……。Twitterユーザーのまくはしおくやさんは、スーパーの試食を家で再現。これなら後ろめたさもない!
スーパーの試食と言えば、子どもの頃に母親とスーパーに行き、勝手に試食のウインナーを店員にもらって怒られた記憶があります。まくはしさんも、その一人。店員に「どうぞ~」とすすめられると、母親に止められながらも「ちゃっかり1つ、いただいちゃうことも結構ありました」と振り返ります。
まくはしさんは12月24日、「これで試食したのに買わないで立ち去るという後ろめたい行為を無限に繰り返すことができるぞ」とツイート。一緒に投稿した写真には、一口サイズに切られ、つまようじが刺さったウインナーがフライパンで美味しそうに焼かれているところが写っています。まさにスーパーでよく見る光景だ……!
まくはしさんに話をうかがうと、数年ほど前に「ウインナーの試食をしている時の美味しそうなニオイ」を思い出し、家でもやってみようと思いついたのだとか。インターネットで調べてみると、「フライパンにクッキングシートを敷き、弱火でじっくり焼くだけで家でも試食のあの味が出せる」という記述を発見。「同じことを考えた人がいるんだ!」と思い、実践したといいます。
それから数年後。1週間ほど前、寝ようとしていた時に数年前の記憶と「ウインナーの試食をしている時の美味しそうなニオイ」がよみがえり、今回再び実践。「試食のウインナーはとっても美味しいので、1つもらうだけではなく好き放題たくさん食べたい!」と、自分の欲望のままに作ったそうです。
それ以降は夕食前の作業中の時などに自宅で試食のウインナーを作るとのこと。ちびちびと食べるのに適していて、一口ごとに高い満足感が味わえるので、「小腹がすいたときに作ると嬉しい」と語ります。適宜フライパンを少し加熱して、温め直しながら食べると「より試食っぽくてグッド」と、まくはしさん。もはや試食のウインナーを自分のモノにしています。
焼いている時から良いニオイがしてテンションが上がり、一袋しか使用していないのに「嘘だろ、これ全部食べていいのか!? 」とワクワク感も味わえる。さらに「試食だと不思議と美味しいのに家で食べるとそこまで……」というがっかり感が全くなく、「美味しさが、そのまま家でも再現できる」と絶賛。ウインナーという食べ物のポテンシャルの高さを感じたと語ります。
その他にも、「お酒のつまみや白米のおかずとして試食のウインナーを食べまくる」という背徳感のある食べ方ができることも家で作る大きなメリットなのだとか。はたして、もうそれは「試食」と言えるのか?という疑問もわいてきますが、そのことについては考えないようにします。
これまで数回、スーパーで焼いた牛肉の試食をいただいたことがあり、非常に美味しかったと、まくはしさん。ウインナーよりも焼き方や味付けにコツが必要そうなものの、いつか「試食っぽく焼いた牛肉」も試してみたいと語っていました。これから試食料理のバリエーションが増えていきそうですね。
<記事化協力>
まくはしおくやさん(@makuhasi098)
(佐藤圭亮)