「子どもが上手に服を着られるようになったら楽なのに……」子育て中にそう願うパパやママは多いはず。

 Twitter上に「子育てに役立つ図解~第五弾~『衣服の着脱POINT』」として、子どもが服を自分で着られるようになるための図解が投稿されました。

 子どもの衣服の着脱について、「衣服の着脱を自分でやってもらいたいと思うなら、段階を追ってやっていこう」とアドバイス。図解とともに「コツを押さえるだけで上達がかなり早くなる。自分で出来るようになれば自信にもつながる。本人がイライラしないように見守ったり援助するように丁寧に関わっていこう」と伝えています。

 投稿された「衣服の着脱ポイント」は次の6つ。

ポイント1.着る練習より脱ぐ練習から先にしよう
ポイント2.着脱しやすい洋服を準備してあげよう
ポイント3.前と後ろをわかりやすくしてあげよう
ポイント4.複雑な服は避けるようにしてあげよう
ポイント5.できない所は手伝ってあげよう
ポイント6.最終的には自分でできるように

 まずは脱ぐ練習から始めることや、自分で脱ぎ着しやすい服を用意することなどが挙げられています。

 投稿者は、年間120件の子育て相談を受ける育児のスペシャリスト「えりく@保育歴21年目園長」さん。

 話をうかがうと、子どもが着替えを自分で出来るようになる時期は、個人差があるものの、1歳後半くらいから3歳前半頃。ただ、子どもに服の着脱を教え始めるのに月齢は関係ないとのこと。0歳児でも、真似ようとする姿があれば興味がある証拠。意欲を削がないよう、遊びとして取り入れていくのが良いそうです。

 また、たとえ後ろ前で着てしまったとしても、やろうとする姿を肯定し、次への意欲を削がないことが大切。無理に直そうとせず、温かく見守ってほしいとのこと。

 服の着脱を教えるときには、「着替えをさせたい!」といった気持ちよりも、「自分で出来た!」といった達成感を重視したほうが、上達が早まることもあるそうです。

<記事化協力>
えりく@保育歴21年目園長さん(@rec_cat)

(一柳 ひとみ)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 子どもの「ひとりで着替えできた!」を育むために べテラン保育士による衣服の着脱ポイントが参考になる