自動改札が通してるから、ヨシ!
改めて、Suicaはすごいんだなと思い知らされる、自動改札の処理スピードと、三毛猫駅員の仕事っぷりにご注目ください。
イスラエル第2の都市、テルアビブの中心地から西へ10kmほどの距離に位置する都市・ペタク・チクヴァ市にある、イスラエル鉄道のPetach Tikva-Qiryat Arye駅の自動改札(元の動画ではSubwayとありますが、正しくは地上駅)で、定期券のチェックを行っておりますのは、三毛猫のMitsiちゃん。
チャージ不足や定期の期限切れ、区間違いをしっかりチェックしてくれる自動改札の上にどっしりと腹を乗せ、ときおり改札を通過する人に撫でられて笑顔を提供するという、微妙なタイムラグを生じる自動改札の上では欠かせない、ストレス緩和の現場仕事を担当しているようであります。
昨年の2月に、地元のdan kashani氏が撮影してFacebookでアップされたこの動画で、一躍、イスラエルの駅猫として注目を浴び、ソーシャルメディアを駆け巡り、他国のテレビ局の取材クルーがやってくるほどの人気ぶりを呈したのでありました。
テレビやWEBメディア各社で、当時報道された内容をまとめますと、Petach Tikva-Qiryat Aryeの駅長の話ではMitsiは2年ほど前から駅に姿を見せるようになり、駅員や利用者に世話されているとのこと。改札もスルーパスで通っていくようです。件の動画で有名になると、さらに見物客が集まり、オモチャやご飯を持ってくるようになったそうです。とはいえ、すべての人が喜んでいるわけではなく、猫アレルギーだったり猫が苦手で怖いと感じたりする人もいるので、駅としては、駅での世話と同じように愛情を持って世話してくれる里親が見つかるのを願っていると、駅長さんはコメントしていました。
ちなみに、その後の消息はネット上では確認することができなかったため、どなたか心優しき里親が見つかって、自動改札の上ではなく、飼い主さんの膝の上で飼い主を世話するという新しい仕事に就いているものと、極東の片隅から願う次第であります。
[Cat in train station/YouTube]
情報提供元: 猫ジャーナル