1.嗅覚を使っている

猫は、人間の数万倍ともいわれる鋭い嗅覚を持っています。鼻をヒクヒクさせているときは、空気中の匂いを敏感に感じ取り、何の匂いかを分析している最中です。

例えば、飼い主さんが外から帰ってきたときや、新しい家具、食べ物を部屋に持ち込んだときなどに猫は鼻先を小刻みに動かして匂いを分析します。嗅覚は縄張りの確認や安全判断、相手の状態を知る手がかりにもなります。健康な猫であれば、これは自然な行動です。

2.鼻炎を発症している

猫の鼻のヒクヒクが、くしゃみや鼻水、呼吸音の変化などと一緒に見られる場合は、鼻炎の可能性があります。鼻炎とは、鼻の粘膜が炎症を起こし、空気の通り道が狭くなってしまう状態のことです。

猫風邪ウイルス(ヘルペスウイルスやカリシウイルス)、細菌感染、カビやほこり、さらにはポリープや腫瘍なども原因として考えられます。長引く鼻炎は慢性化しやすいため、症状が続く場合は動物病院での診察が必要です。

3.アレルギーがある

猫も人間と同じように、花粉やハウスダスト、ダニ、カビ、化学物質など様々な要素に対してアレルギー反応を示すことがあります。その結果、猫はくしゃみをしたり、鼻をヒクヒク動かしたりします。

特に春や秋など花粉が多い季節、掃除や模様替えの後などに症状が出る場合は、アレルギーを疑ってみましょう。軽度であっても繰り返し症状が出る場合は、原因物質を特定して生活環境から減らすことが大切です。

4.興奮している

猫は遊んでいるときや、窓の外に鳥や虫を見つけたときなど、興奮すると呼吸が早くなり、鼻先も小刻みに動くことがあります。これは狩猟本能が刺激され、嗅覚や視覚、聴覚がフル稼働している証拠です。

健康な猫にとっては自然な反応ですが、興奮状態が長く続くと体力を消耗するため、適度に休憩できる環境を整えてあげると安心です。

5.息切れしている

運動直後や真夏の暑い日に、猫がお鼻をヒクヒクさせながら呼吸をしている場合は、息切れや体に熱がこもっていることが原因かもしれません。健康な猫であれば短時間で呼吸は落ち着きますが、安静にしていても呼吸が荒い、口を開けてハァハァしている場合は要注意。

心臓病、呼吸器疾患、貧血、熱中症など、命に関わる病気が隠れている恐れもあります。特に高齢猫や持病のある猫は早急な受診をおすすめします。

まとめ

猫のお鼻のヒクヒクは、様々な原因が考えられます。ポイントは、他の症状が伴っていないか、頻度やタイミングに変化がないかを観察することです。鼻のヒクヒク以外にも症状が見られる場合は、迷わず動物病院で診てもらいましょう。早期の対応が、猫の健康につながります。

今回の記事を参考に、猫の鼻がヒクヒクしていないか観察してみてください。


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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 猫が『お鼻をヒクヒクさせている』5つの原因 病気のサイン?どう対処すればいい?