キャットフードに使用されている『添加物』4選 目的は?危険はない?
1.酸化防止剤
ドライフードは油脂が多く含まれているため酸化しやすく、酸化したフードはにおいが変化して食いつきが悪くなります。また、酸化によってさびついた油のようになり、細胞を傷つけて体に負担をかけるようにもなります。
猫がおいしくフードを食べられるようにしたり、フードを食べて健康に過ごせるようにしたりするため、酸化防止剤が添加されているのです。
近年のキャットフードに使われている酸化防止剤の多くは、天然由来のものも多いです。ミックストコフェロール(ビタミンE)、ローズマリー抽出物、アスコルビン酸(ビタミンC)が使われていて、安全性が高いと考えられています。
2.増粘安定剤
ウェットタイプのキャットフードに使われることが多く、とろみをつけたり、ゼリー状の形を保つ目的があります。猫が食べやすい食感を作るためだったり、油分などが沈殿や分離しないようにしたりする役割もあります。安全性は認められていますが、一方で健康への影響が心配されているものもあります。
また、増粘多糖類と表示があるものは、複数の糖が使われていて、何を使用しているか特定できないため不安だという声があるのも事実です。しかし、一度に多量に摂取しなければ健康に悪影響はないと言われています。
3.着色料
猫は人間のように色の違いを見分けることができません。キャットフードに着色するのは、飼い主さんの購買意欲を高めるためです。
フードに色をつけても猫の食欲が増すということはほとんどありません。合成着色料の中には、アレルギーや消化不良など健康への影響を心配する声があがっています。近年では着色料不使用のキャットフードが増加傾向です。
4.ビタミン、ミネラル
猫はビタミンA、D、B3、B1を体内で合成できない、または合成能力が非常に低いため、食事から摂る必要があります。また、生命活動を維持するためにミネラルが必要です。猫の必須ミネラルには、カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、マグネシウムなどがあります。
野生では獲物を捕まえて丸ごと食べることでビタミンやミネラルを摂取しています。キャットフードでは、原材料のばらつきや、製造工程での加熱などによりビタミンやミネラルの一部が失われるため、猫の健康のために調整して添加するのが一般的です。
まとめ
キャットフードの添加物は、猫がおいしく食べて栄養を摂れるようにすることや、栄養のバランスを調整することを目的に使用されています。
ペットフード安全法で厳格な基準が定められているため、猫が毎日食べ続けても健康に影響のない量の添加物しか使われていません。愛猫がどんなものを食べているか知るためにも、ぜひ一度キャットフードの原材料表示に注目してみてはいかがでしょうか。
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