ロックダウン中に現れた猫

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コロナ禍のロックダウンが続く2020年のことです。

Michael HutchinsonさんとパートナーのLouisaさんは、夜遅く居間でテレビを観ていました。するとパティオのガラスドアの外にトラ猫が現れました。ガラス越しに中を見つめ、座り込んで大きな声で鳴くではありませんか。

2人は無視して眠りにつきました。でも翌朝も猫はそこにいて、ニャーニャーと鳴き続けていました。夕方になってもその場を動かず、眠ることさえしなかったのです。2人は水を与え、翌朝になって食べ物も与えました。

その次の夜、2人は猫を家の中に入れて、古いフリースジャケットで猫用ベッドを作りました。猫はあちこちをさまよってきたようだったので、有名なイギリス人探検家、アーネスト・シャクルトンにちなんで「Shackleton」と名付けました。

すっかり家族の一員に

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ロックダウン中、動物病院は緊急治療以外は受け付けていなかったため、この猫にマイクロチップが埋め込まれているかどうか、スキャンをすることはできませんでした。

Shackletonはすっかりくつろいで、ご飯をねだったりドアを足で引っ掻いたり、人間が耳の後ろをこすってくるのを我慢したり、ソファに座って一緒にドラマを見たりしていました。

長く不安なロックダウンの中で、猫は2人にとって最高の気晴らしであり、共通の話題でした。

「どこから来たのだろう?」
「なぜあの夜にうちに来て、もうこれ以上旅を続けないことに決めたのかな?」

2人は「猫に選ばれた」と感じていたのです。

マイクロチップには意外な事実が

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6週間後に動物病院が再開したため、2人は猫を連れていきました。獣医師は「猫にはマイクロチップが埋め込まれています。飼い主に電話します」と言いました。その後、戻ってきて、次のように話しました。

「ちょっと変な話なのですが、飼い主に電話したところ『猫はちゃんと家にいる』と言うのです。私がこの猫の特徴を説明すると、『前に飼っていた猫Squeakとずいぶん似ているわ』と言うのです」

でも「Squeakは亡くなりました。娘の飼っていた猫でしたが、6年前に死んでしまったのです」と飼い主。

「本当に亡くなったのですか?逃げ出したか、迷子になっただけではないのでしょうか」という獣医師に、その人は「いいえ。死んでいることはほぼ間違いありません。遺体を埋めたのですから」と答えました。

6年間の放浪の末に

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実はShackletonは、まさにSqueakだったのです。死からよみがえったかのようでした。

少し離れた村に住むSophieという少女が、長い間その死を悲しんでいた大事な猫だったのです。少女が9歳のときに家族が休暇に出かけていた間、Squeakの世話を近所の人にお願いしました。ところがその人がご飯を与えに来たところ、家の外で死んでいたトラ猫を見つけたのです。Sophieは遺体を庭に埋めてほしいと頼みました。

ところが本物のSqueakは家を出て放浪の旅に出ていて、6年後にMichaelさんたちの家にたどり着いたのでした。その間、この猫は一体どこにいたのでしょうか。

いずれにしても、自分の死を偽装した猫Squeakは本来の自宅に帰りました。Michaelさんたちはこの出来事をきっかけに飼い主家族と友達になり、家にも遊びに行きました。そんなときSqueakはいつも2人に愛想よくふるまい、感謝の気持ちを表していました。

残念ながらSqueakは2023年に“再び”亡くなりました。今回はそれが事実であることを、誰もが確信しています。でもみんなの心の中に、この冒険好きな猫は今も生き続けているのです。

出典:The pet I’ll never forget: Shackleton, the cat who faked his own death


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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 コロナ禍に突然現れ、最高の家族になった猫 実は『自らの死を偽装』していた!