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「なぜあの夜にうちに来て、もうこれ以上旅を続けないことに決めたのかな?」
2人は「猫に選ばれた」と感じていたのです。
画像はイメージです
6週間後に動物病院が再開したため、2人は猫を連れていきました。獣医師は「猫にはマイクロチップが埋め込まれています。飼い主に電話します」と言いました。その後、戻ってきて、次のように話しました。
「ちょっと変な話なのですが、飼い主に電話したところ『猫はちゃんと家にいる』と言うのです。私がこの猫の特徴を説明すると、『前に飼っていた猫Squeakとずいぶん似ているわ』と言うのです」
でも「Squeakは亡くなりました。娘の飼っていた猫でしたが、6年前に死んでしまったのです」と飼い主。
「本当に亡くなったのですか?逃げ出したか、迷子になっただけではないのでしょうか」という獣医師に、その人は「いいえ。死んでいることはほぼ間違いありません。遺体を埋めたのですから」と答えました。
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実はShackletonは、まさにSqueakだったのです。死からよみがえったかのようでした。
少し離れた村に住むSophieという少女が、長い間その死を悲しんでいた大事な猫だったのです。少女が9歳のときに家族が休暇に出かけていた間、Squeakの世話を近所の人にお願いしました。ところがその人がご飯を与えに来たところ、家の外で死んでいたトラ猫を見つけたのです。Sophieは遺体を庭に埋めてほしいと頼みました。
ところが本物のSqueakは家を出て放浪の旅に出ていて、6年後にMichaelさんたちの家にたどり着いたのでした。その間、この猫は一体どこにいたのでしょうか。
いずれにしても、自分の死を偽装した猫Squeakは本来の自宅に帰りました。Michaelさんたちはこの出来事をきっかけに飼い主家族と友達になり、家にも遊びに行きました。そんなときSqueakはいつも2人に愛想よくふるまい、感謝の気持ちを表していました。
残念ながらSqueakは2023年に“再び”亡くなりました。今回はそれが事実であることを、誰もが確信しています。でもみんなの心の中に、この冒険好きな猫は今も生き続けているのです。
出典:The pet I’ll never forget: Shackleton, the cat who faked his own death