1.ニオイを上書きしたい

猫は縄張り意識の高い動物です。たとえ完全室内飼いのイエネコだとしても、猫は自分のニオイをつけて安心感を得ようとします。よって、飼い主さんからいつもと違うニオイがした場合、猫は自分のニオイを付けようとスリスリしてきます。

もしスリスリの仕方が激しかった場合、愛猫のキモチは嗅ぎ慣れないニオイが気に入らないのだと推測されます。具体的なシーンとしては、飼い主さんが帰宅したときや入浴後、購入したばかりの新しいものを身に着けたときなどです。

なお、その時の猫のキモチを言葉にすると「このニオイはなんだ!?絶対に自分のニオイをつけて安心しなくちゃ!」といったところでしょう。

2.おねだりしたいことがある

猫は要求したいことがあるときも、スリスリしてきます。その力加減は、要求の強さに比例するので、猫が激しくスリスリするときは「絶対に○○をしてほしい!」というキモチの表れです。

猫の要求とは主に食事で、その他は「遊ぼう!」や「一緒に寝よう」「ここを開けて」などが考えられます。
そしていつもより激しくスリスリするときは「おなかが空いているから今すぐご飯をちょうだい!」とか「どうしてもおやつが欲しいんだ!」といったキモチであると推測されます。

なお、要求があるときの見極め方は、スリスリの「間(ま)」にあります。もし猫がスリスリとスリスリの間に、目を見てきてきたり、鳴き声を出したりしたら、何かを要求している可能性が高いです。さらに餌場の近くでスリスリしてくる場合は、「食事の要求」で間違いないでしょう。

3.甘えたい

とにかく甘えたい時やなでてもらいたい時も、猫はスリスリしてきます。それがいつもより激しいときは、甘えたい感情がはちきれそうな状態なのかもしれません。

たとえば、仕事でいつもより帰宅が遅くなったり、旅行で留守をする時間が長かったりした時。猫は、さみしいというキモチを乗せて、全力で甘えてきます。

猫によっては「スリスリ」ではなく「ゴツンゴツン」と頭で突進してくることもあるほどです。

愛猫が激しく甘えたがっているときは、用事はいったん後回しです。「猫ファースト」で、まずは撫でたり返事をしてあげたりしてあげましょう。

まとめ

猫がスリスリしてくるときは、いくつかの理由があります。そして、スリスリがいつもより激しいときは、その感情が通常よりも『強い』ということです。

猫は言葉をしゃべることができないので、激しいスリスリは猫の精一杯の心のサイン。猫が激しくスリスリしてくるときは、その理由を推測して、猫が納得するように対応してあげましょう。

なお、猫は稀に、体調が悪いときもスリスリしてくることがあります。これは体調不良で心細くなった心の表われです。もし愛猫が激しくスリスリしてきた様子に違和感を感じたら、毛づやや目つき、食欲や呼吸など、観察してみてくださいね。


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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 愛猫が『激しくスリスリ』してくるときの3つのキモチ いつもより強いのはなぜ?