猫と一緒に「バス」って乗れるの?

バスには路線バス、貸切バス、高速バスの大きく3タイプがあります。

動物病院との往復といった、短時間での移動であれば、路線バスを利用することになるでしょう。路線バスの場合は、基本的には猫を完全にキャリーに入れていれば「乗車可能」とされていることが多いです。

ただ、利用するバス会社の規定や当日の状況などの影響で、乗車をお断りされる場合もゼロではないため、注意が必要です。

一方、貸切バスや高速バスの場合は、長時間での移動となることから、路線バスよりも受け入れの規定が厳しくなり、特に夜行便は、猫との「乗車不可」とされることがあります。

実際の乗車前に、利用するバス会社の規定を確認し、猫と安心して移動できる準備を整えておきましょう。

猫連れ乗車の際に気をつけるべき5つのポイント

1.利用規定に従う

利用規定は、バス会社のホームページや電話での問い合わせから、確認することができます。

乗車中はキャリーケースから猫の身体を、ほんの少しでも外に露出させてはいけません。これは、脱走防止はもちろん、周囲の動物アレルギーの人へ配慮するためです。

また、猫は「手荷物」扱いになるため無料で乗れることが多いですが、利用料金が発生するかどうかも、念のため確認しておきましょう。

2.混雑する時間帯の利用は避ける

バスは公共交通機関であり、乗車できる人数に限界があります。座席の間隔にもあまり余裕がないため、キャリーケースがスペースの妨げになってしまうことも考えられるでしょう。

一刻も早い乗車が必要でないかぎりは、混雑する通勤・帰宅ラッシュは避けることが望ましいです。

バス会社によっては、アプリから混雑状況を確認できる場合もあるため、下調べをしておきましょう。

3.猫の体調を整える

猫のトイレや嘔吐など、あらかじめ予測できるトラブルは、事前に対策しましょう。

事前にトイレは済ませ、万が一に備えて、キャリーの底にペットシーツを敷いておくようにしてください。もし猫が酔いやすい場合は、酔い止めの薬を服用しておくと安心です。

いつもと違う環境に驚き、猫が突然パニックを起こす可能性もあります。大声で鳴いたり、震えたりする場合は、猫を落ち着かせるためにも、いったん降車する判断も必要です。

4.キャリーを適切に取り扱う

キャリーを適切に取り扱うことは、猫や周囲への配慮につながります。混んでいるときは膝の上に乗せるか、足元に置くようにしましょう。

もし席に座れないときには、立ち乗りせざるを得ませんが、キャリーが揺れたり動いたりしないよう、両足を使って固定してください。

また、猫の緊張を少しでも和らげるために、ブランケットなどで覆って目隠しをし、外からの刺激を減らす工夫もしましょう。

5.すぐに降車できる体制を整える

猫の様子に合わせて速やかに対応できるよう、できるだけ出口付近で待機することをオススメします。

猫が鳴きやまずに困ってしまった際も、スムーズな降車ができるでしょう。

特に、バスに乗り慣れていない猫であれば、時間はかかるかもしれませんが、少しずつ休憩を入れながら進めていった方が、結果的にスムーズに移動できる場合もあります。

降車後は慌ててキャリーを開けないよう注意し、ハーネスなどもつけておくと安心かもしれません。

まとめ

猫を連れてバスに乗車する前に、バス会社の利用規定や、利用料金を把握しておく必要があります。

路線バスと比べると、貸切バスや高速バスは長距離移動となることが多いという面もあり、規定が厳しくなる傾向があります。

乗車可能の場合も周囲への配慮を忘れず、混雑する時間帯は避け、何かあった際にはすぐに降車できるように、出口付近で待機するようにしましょう。

何よりも猫の体調を最優先に考え、無理のない移動を心がけてください。


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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 猫と一緒に『バス』って乗れるの?猫連れ乗車の際に気をつけるべきこと5つ