あなたのその行動が愛猫の『命を削る』かも…今すぐやめたいNG行為5選
1.人の食べ物を与える
猫を飼っている人なら、人の食べ物、特にネギ類やカフェインを含む飲み物など、明らかに猫に有害なものの誤飲には十分に気を付けている人がほとんどでしょう。しかし、お刺身やアイスクリームなどは食べさせちゃうという人は注意が必要です。
これらはほんの少し「味見」程度であれば、大きく健康を損なうことはありませんが、当たり前のように毎日あげてしまうと、今度は飼い主の方が与えることが癖になってしまい、結果的に塩分や脂肪過多による健康リスクが高まるためです。肥満による糖尿病や心臓などの器官への負担が懸念されます。
猫は習慣性の強い動物なので、繰り返し与えるうちに「いつものちょうだい」とかわいくおねだりしてくるかもしれません。「少しくらいなら大丈夫」が止められなくなる前にやめておきましょう。
2.猫の飲水量の確認を怠る
猫がどれくらい水を飲んでいるかは、健康管理の重要ポイントですが、飲み水を用意しても、そのままにしてしまうことが多いのではないでしょうか。
猫の食事はドライフードだけでは水分不足になりがちです。ウェットフードや水分補給を意識して与えることが大切です。猫の飲水量の目安は、体重1kgあたり1日40〜50mlですが、愛猫は十分に飲めていますか?
慢性的な水分不足は、尿路系トラブルを持つ個体の場合、悪化するリスクが高まることもあります。飲水量の変化が腎臓トラブルのサインにもつながります。変化に気づいて受診をすることで、早期発見ができる場合もあります。
新鮮な水を用意し、飲水量も確認しましょう。正確な分量がわかればベストですが、しっかり飲めているかどうかが重要。あまりに少なかったり、逆にガブ飲みしたりしているような場合は、一度動物病院で検査を受けたほうが安心です。
3.肥満を軽視している
ガリガリの細い猫に比べたら、ぽっちゃりした猫の方が何をしてもかわいらしく見えてしまうものです。一方、猫にも適正体重があり、太りすぎは糖尿病や関節疾患、心臓病の原因になるため、肥満軽視の考えはよくありません。
室内飼いの猫は、安定して栄養豊富な食事ができる反面、運動量はどうしても少なくなってしまう傾向にあります。気づかないうちに、消費カロリーよりも摂取カロリーの方が上回り、カロリー過多によって太りやすくなっています。
猫は一度太ると痩せにくく、肥満の猫は体調を崩したときに急激に悪化することがあります。避妊や去勢後は、食事を管理して太らせないようにすること。また、ダイエットをする場合には獣医師のもとで指導を受けて正しく行いましょう。
4.喫煙する
喫煙によって発生するタールやニコチンなどの有害物質は、猫の毛に付着し、毛づくろいの際に舐めることで体内に取り込まれてしまいます。その結果、呼吸器疾患や肝疾患、さらにはガンのリスクを高めることがあるという説があります。
最近では、社会全体での禁煙ブームに伴い、加熱式たばこや電子たばこへ移行する人も増えているようです。
加熱式たばこは煙は出ませんが、たばこの葉を使用しています。紙たばこほどではないものの、猫への悪影響は0ではありません。一方、電子たばこは、たばこの葉を使わずリキッドを使用していますが、プロピレングリコール(PG)を含むものもあり、猫が誤って摂取すると中毒を引き起こす危険があります。
5.芳香柔軟剤の使用
最近は良い香りがする芳香柔軟剤が人気です。洗濯する際にふわっと香る特別なニオイは、心地が良いものですが、猫にとってはニオイが強すぎるケースやニオイに成分が刺激となり、肝臓に負担をかけたり精神的な嫌悪感に繋がることがあります。
猫が使う寝具だけでなく、飼い主の衣類も無香料のものを選ぶと安心です。
まとめ
ふだんの何気ない習慣が、愛猫の健康を脅かすことがあります。それはすぐにではなく、ジワジワと猫の健康を害し、取り返しのつかない結果を招くことも。猫がいる家庭では、猫にとってどう影響するのかを判断ができる知識を身につけることが必要です。
飼われている猫は、生活する環境を自分では選べません。直接口に入る食べ物、飲み物はもちろん、喫煙や芳香柔軟剤などの環境要因にも気を配れるのは飼い主さんになります。
一見、神経質そうに見えるNG行為ですが、小さな改善積み重ねは、結果的に猫の健康寿命を延ばす力になるでしょう。
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