猫にとっては恐怖の対象?『業者さん』が家にやってくるときの注意点3選 修理に点検…無事に終えるには
1.脱走は要注意
知らない人が家に来たときに警戒する猫は多いものです。しかも友達や親戚と違って、業者さんはあらゆる道具を持ち運びしますし、当然ながらゆっくり座ることもありません。見知らぬ人間がキビキビと動いている姿は、猫の不安をあおる行為でもあります。
よって、なかにはパニックを起こしてしまう猫もいるのです。動揺して慌てふためいた猫は、その場から逃げようとするもの。よって、業者さんがいるときは猫が「脱走したい」という心理状態に陥りやすいのです。
しかも業者さんが来るときは、窓やドア、玄関などが開けっ放しになりがち。面倒でも出入り口は必ず閉めるようにし、業者さんにもその都度開閉してもらうことを伝えましょう。
なお、猫が脱走の確立が高い作業としては、引っ越し(玄関)、エアコン洗浄(窓やベランダのサッシ)などです。また、家の中に入らない宅配便や郵便局の受け渡し時も意外と注意が必用。ドアを開けて話している間に猫がスッと出て行ってしまうことがあるからです。
2.音が大きい場合は別室へ
猫は大きな音に恐怖を感じる動物です。ただでさえ聴力に長けている動物なので、修理の作業音や工具の機械的な音に恐怖を感じる猫は多いでしょう。
もし作業音が大きい場合は、少しでも音を遠ざけるために、猫を別室に隔離するのも一つの方法です。ただし猫にとっては意味もわからず、突然いつもと違う場所にとじこめられる感覚。性格によってはドアの向こうの見えない場所から聞こえる音に不安を募らせることもあります。
猫を別室に隔離する場合は、業者さんが来る前には移動を済ませておきましょう。しかもお気に入りの毛布を用意して、猫とおもちゃで遊んであげたりおやつをあげたり、その場所に慣れるようにスキンシップをとっておくとよいでしょう。「猫が癒やされるBGM」を流しておくのも手ですね。
なお音が大きい作業は、家具の組立てや芝刈り機などが考えられます。
3.ケガをしないように
猫の中にはまったく人見知りをしないタイプがいます。その場合、業者さんの持ってきた工具の上に乗ってしまったり、作業中の場所に入り込んで、ジャマをしてしまうことがあるのです。
それがたとえ「ネコハラ」という言葉でおさまるていどの行動だとしても、作業をしている付近は危険がいっぱい。急に道具が落下してきたり上に乗って材料を崩したり、心配なことがたくさんあります。
猫は機敏とはいえ、ケガのリスクは避けるのが賢明です。もし初対面の人間にもフレンドリーな性格の場合は、猫をケージに入れたりその部屋に入れないようにするなどして安全を確保してあげましょう。
業者さんへの配慮も忘れずに
ここまでは猫に対しての注意事項でしたが、業者さんへの配慮も必ずしましょう。
たとえば猫アレルギーの人ですと、猫のいる部屋での作業は地獄です。くしゃみや咳、じんましん、目のかゆみなど、体調不良の原因をつくらないためにも、作業前に確認をしましょう。
またアレルギーを保有していなくても、猫が怖いという人もいます。飼い主さんにとってはカワイイ存在の猫ですが、作業員さんの意を汲んであげ、猫は別室に移し、姿が見えないようにしてあげましょう。
まとめ
猫は一度嫌な思いをすると、なかなか忘れてくれないものです。もし業者さんが作業をしている間に、猫が「怖い!」と思ってしまうと、初対面の人間を警戒したり、恐がりな性格になったり、これまでの性格がかわってしまうこともあるかもしれません。
業者さんが来る日は、猫がトラウマにならないように準備を整えてあげてくださいね。
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