猫の『知能レベル』は子どもでいうと2~3歳の相当!賢いと言われる4つの理由
1.記憶力が良いから
猫は短期記憶の能力に優れている動物です。短期記憶とは、人間で言えば電話番号を覚える時などのほんの短い記憶のことを指します。
私たち人間は数秒~数十秒程度であれば記憶していられますが、猫はなんと60秒~10分ほどまで記憶していられるのだそう。また、出来事の良し悪しにかかわらず、猫にとって印象的な出来事については長期的に覚えている傾向もあります。
日常生活でよくあるのが、キャリーに入れられて病院に行くとそのことをずっと記憶していてキャリー自体を避けるようになる、缶詰を開ける音でご飯だと認識してよってくる、といった行動です。
この優れた記憶力が、猫を賢い生き物にしている一因と言えるでしょう。
2.自分で学習するから
猫は経験したことや観察したことから自分で学習し、真似てみることができます。おもちゃで遊ぶ方法をいつの間にか身に着けていたりと、飼い主にとってはありがたい能力です。
一方で、扉の開け方を真似して脱走をはかろうとする、フードの場所や取り出し方を覚えてイタズラしてしまうなど、その賢さを困った方向に使われてしまう場合も…。
猫にとっては好奇心や本能から行っている行動なので何とも言いがたいですが、日頃からイタズラ・脱走などの対策はきちんとしておくに越したことはないでしょう。
3.言葉を理解できるから
猫と暮らしていると「ごはん」「おやつ」といった単語に反応するシーンや、名前を呼ぶと鳴いてくれるなど、人間の言葉を理解しているような素振りを見せることがあります。
なんと猫は10〜20語ほどの短い単語であれば、日常的に使われている言葉を認識して覚えることができるのだとか。また、言葉とともにその時の状況や飼い主の声色から意図や感情を理解しているとも言われています。
この能力をしつけに活用して、良いことができたら明るく褒め、注意するときは短い言葉で低い声で叱るといった方法を取ると効果的です。
4.適応力があるから
猫は狩りをしながら生活していたことから、その場その場で瞬時に賢明な判断を下すことができます。様々な環境に適応する能力に優れていて、多少時間はかかるものの新しい環境やルーティンにも柔軟に対応できるのです。
ただし、猫は慣れない環境や新しいことに警戒心を強く抱きやすい動物で、ストレスも感じやすいため、飼い主側で適切なサポートやケアを怠らないことが重要となります。
日頃からよくコミュニケーションを取り、猫の心身に異変が起こっていないかチェックするのも飼い主の大切な役割です。
まとめ
猫の知能レベルは子どもでいうと2~3歳の相当だと言われていますが、その賢さの理由は様々です。記憶力の優秀さ、自己学習能力、言葉の理解、そして高い適応力などが、猫の賢さを物語っています。
猫との暮らしをより豊かに楽しむために、猫たちの賢さを理解し、適切な接し方を心がけることが大切ですね。皆さんも猫の知恵に触れながら、一緒に楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
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