いざという『緊急時』に猫を呼びよせる4つの方法 避難が必要なシーンなどにお役立ち
1.缶詰めを開ける
缶詰めを開けたら猫がすっ飛んできた、という経験をしたことはありませんか?
猫の聴力は人間の3倍以上(8倍という説もあります)。虫の羽音やネズミの鳴き声を聞き分けるために発達したと言われており、天井裏にいるネズミの足音から正確に位置を把握できるのだそうです。
そんな優れた聴力を持っているのですから、大好きなウェットフードの缶詰めを開ける音を聞き逃すなんてありえませんよね。
缶詰めの音で猫を呼び寄せるようにしたいなら、音を聞きつけてやってきた愛猫に食べ物を与えて「缶詰めの音がしたとき行く=食べ物がもらえる(良いことがある)」と学習してもらうようにします。
人間の缶詰めを開ける音で寄ってきたときは、ドライフードを2〜3粒あげるだけでもいいですね。次第に缶詰めを開けるプシューという音に反応するようになるでしょう。
2.愛猫の名前を呼ぶ
猫は自分の名前を覚えることができるといいます。愛猫の名前を呼んだときに、耳を動かしたり尻尾を振ったりしているようなら間違いなく理解しているでしょう。
名前を呼ばれることにポジティブなイメージを持たせることができれば、名前を呼んだだけでも駆け寄ってきてくれるようになるはずです。
名前を呼んだときに反応があったら褒めてあげることからはじめましょう。駆け寄ってきたらさらに褒めるのはもちろん、おやつをあげるのも効果的です。
ひとつ、注意してほしいのは、名前を呼んで叱るなどのネガティブなイメージをつけないことです。猫は嫌なことをしっかりと覚えています。名前を呼ぶときはポジティブな出来事のときだけにしましょう。
3.猫の鳴き声を聞かせる
猫はほかの猫の鳴き声に呼び寄せられることがあります。飼い主さんが鳴き真似をする、動画で猫の鳴き声を流すなど試してみてはいかがでしょうか?
とくに子猫の鳴き声に反応する猫が多いようです。猫は動物の中でもとくに母性本能が強いと言われています。自分の赤ちゃんはもちろん、ほかの猫の赤ちゃんやほかの小動物の赤ちゃん、人間の赤ちゃんのお世話をすることもあるほど。そんな猫ですから、子猫の声が聞こえると放っておけないのでしょう。
猫の鳴き声が流せるスマートフォンのアプリもありますので、いざというときのためにお気に入りを探しておくといいかもしれませんね。
4.鳥や小動物の鳴き声を聞かせる
外でカラスが鳴いたときに素っ飛んでくるという猫の場合は、鳥や小動物の鳴き声で呼び寄せることができるかもしれません。
猫にとって鳥や小動物は獲物ですから、鳴き声が聞こえると、近くに獲物がいると感じて狩猟本能にスイッチが入ってしまうのです。そんな猫は、鳴き声が聞こえると確認せずにはいられません。鳴き声の主を確認しようとすっ飛んできます。
愛猫が反応する鳥や小動物の鳴き声の動画があれば、隠れて姿が見えないときや、いざというときの呼び寄せにも使えます。動画サイトには鳥や小動物の鳴き声の動画がたくさんありますので、ぜひ愛猫のお気に入りを見つけておくと良いでしょう。
まとめ
聴力の優れている猫は、情報の40%を耳から得ていると言われます。そんな猫を呼び寄せる際には「音」が役に立つでしょう。
今回紹介した音以外にも、大好きなおもちゃの音、ビニール袋の音などついつい愛猫が気になってしまう音をいくつか見つけてくおくのがおすすめです。日頃からその音を使って愛猫を呼び寄せるようにしておけば、音が聞こえただけで自然と寄ってくるようになるはずです。
特定の音で猫を呼び寄せることができれば、災害などのいざというときにも役に立つ可能性があります。ぜひ愛猫の好きな音を見つけて呼び寄せる訓練をしておきましょう。
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