猫に「カニカマ」をあげても大丈夫?与える際に気をつけるべきポイント
猫に「カニカマ」を与える際に気をつけるべきポイント
安価でカニのような風味や食感を楽しむことができる「カニカマ」。本物のカニは高級でなかなか手に入れることが難しくても、カニカマなら入手がしやすいので(愛猫にも与えてみたい)と思う人がいるかもしれません。
そこで本記事では、猫にカニカマを与える時にはどのようなポイントに注意すべきか、そもそもカニカマを猫に与えても問題はないのか、等の内容について詳しく解説します。
愛猫がよくカニ製品を欲しがる場合や、猫にカニカマを与えて良いのか不安に感じている人のお役に立てたら幸いです。
1.人間用のカニカマは与えない
まず大前提として、人間用に製造されたカニカマを猫に食べさせることはおすすめできません。
スーパーやコンビニなどでよく売られている人間用のカニカマには、塩分が多く含まれています。なかにはお酒のおつまみとしても合わせられるように濃いめの味付けをしている商品などもあるため、猫にとっては過剰な塩分摂取となる恐れがあるのです。
人間にとってはちょうど良い味付けでも、猫にとってはしょっぱすぎる味付けであることをしっかりと念頭に置いておきましょう。
2.実はカニ自体与えるのがNG!
「カニカマがダメなら、本物のカニを与えれば問題ないかもしれない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
本物のカニを使って薄味のカニカマ風にすれば、猫にも与えられそうと感じるかもしれませんが、実はカニ自体、猫にとってはあまり良い食べ物ではないのです。
カニには「チアミナーゼ」と呼ばれる成分が含まれており、このチアミナーゼは猫の体内のビタミンB1を壊してしまう恐れがあります。
そのため、カニを使って自宅でカニカマ風のおやつを作るのもおすすめはできません。
3.与えるなら「猫用カニカマ」
とはいえ、愛猫がカニカマをしつこく欲しがる場合もあるでしょう。そのような時は「猫用のカニカマ」を与えるのがおすすめです。
実はペット用品を扱うお店に行くと、猫用のおやつの一種として「猫用カニカマ」を置いている店も多数あります。
猫用カニカマは人間用のカニカマとは違い、猫でも食べやすいような薄めの味付けをしているため安心して与えることができます。
またチアミナーゼなどの成分を気にすることなく与えることができるので、本物のカニを与えるよりも安全といえるでしょう。
まとめ
猫に人間用のカニカマを与えるのはNGですが、猫用に作られているカニカマだったら心置きなく与えることができます。
猫がどうしてもカニカマを食べたがる場合は、必ず人間用ではなく「猫用カニカマ」を与えるようにしましょう。
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