1.嬉しい

実は猫には「くすぐったい」という感情がほとんどないんです。もちろん触られた刺激は感じていますが、それが笑いに繋がることはありません。

ですが飼い主さんにくすぐられて嬉しそうにすることはあると思います。それは飼い主さんのくすぐるという行動を「飼い主さんとのスキンシップ」だと感じて喜んでいるからなんです。

遊び足りないと感じている時などに大好きな飼い主さんにかまってもらえることが嬉しいんでしょうね。愛猫をくすぐったら楽しそうにしている時はきっと「かまってほしかった」ことの表れです。

2.鬱陶しい

猫は自由を好みます。そのため猫のほうにその気がないのに飼い主さんが触ろうとすると「鬱陶しいなぁ…」と思ってしまいがちです。

もし愛猫をくすぐった時にするりと逃げられてしまったり「やめて!」と手を噛む仕草を見せたなら、今はそっとしておいてほしいという愛猫のサインでもあります。

愛猫に逃げられてしまうと寂しく感じたりもしてしまいますが、猫は自由気ままに過ごすのが好きだということを頭に置いて、個性を大切に付き合ってあげるといいでしょう。

3.何とも思わない

飼い主さんが愛猫をくすぐっても全く反応せず無になっていることもあるかも知れませんね。大きな反応もないので空しくなってくることも。

ですが前述のように猫には「くすぐったい」という感情がほとんどありません。その上表情筋が犬などのように発達していないため、もし猫自身が何らかの表情を作っていたとしても飼い主さんからは真顔に見えることもあるでしょう。

猫の表情の変化はとても分かりづらいため、飼い主さんにしてみれば無になっているように見えますが、少なくとも喜んでいるわけでも嫌がっているわけでもありません。実は猫のほうも「何と言ったらいいのか…」と困惑していることもあるかも知れませんね。

猫と正しく触れ合うには

猫のほうが飼い主さんと触れ合いたい気分になっていなければ、どんなに大好きな人であっても「今はイヤ!」と逃げてしまうこともあるでしょう。

ですが猫のほうが飼い主さんに触ってほしい時は「撫でていいよ♪」のサインを見せてくれます。

  • 体の上に乗る
  • 前足でちょいちょいしてアピールする
  • スリスリしてくる
  • 近くで飼い主さんをじっと見つめる

愛猫がこういった仕草をしていたら「触ってほしい」のサインである可能性が高と言えるでしょう。特に飼い主さんが家事や仕事などで愛猫にかまってあげられない時ほど「自分を見て!」という気持ちが募りアピールが激しくなるようです。

もし少しでも相手してあげることが可能なら、ほんのちょっとだけ愛猫に付き合ってあげてくださいね。

まとめ

チンパンジーやゴリラなどはくすぐられると人間のような反応を見せますが、多くの動物にはくすぐったいと感じないようです。そのためくすぐられても飼い主さんの手が近づいてきたことや飼い主さんに触れられたことへの反応しかできません。

くすぐったいとは感じませんが、飼い主さんに触れられたい気分の時であれば嬉しそうな反応を見せることもあるでしょう。逆に嫌な気持ちにさせてしまうこともあるため愛猫の気分をきちんと理解してあげることが大切です。

愛猫が可愛くていつでも撫でたりしてあげたいところですが、触れられたくない時に無理やり触ろうとはせず適度な距離感で付き合うのが快適に暮らすコツなのでしょうね。


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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 猫が『くすぐられる』と抱く3つの気持ちと正しく触れ合うコツ