あなたは猫のことをどう思っていますか?

猫は家族、猫は恋人、猫は子供、猫は兄弟、猫は友人…色々な立場の人によって猫に対する『認識』は違うと思います。



私や主人からすれば我が家の猫は大切な『長男』ですし、娘からすると我が家の猫は大好きな『お兄ちゃん』であり、小さな息子からするといつも一緒にいる『遊び相手』だと思っているようです。



家族間でも認識が少し違っている『猫』。



では反対に猫は私たちのことを『ナニ』だと思って共に生活を送っているのでしょうか?



猫から人間の『認識』をご紹介します。



 

◆大きな猫


猫はそもそも人間のことを『自分と違う動物』だとは認識していないのだそう。

一緒に暮らしているのだから、自分とはちょっと歩き方も、生活も違うけど『なんかおっきい猫』だと思っているといわれています。

人間だけでなく犬やうさぎなど仲良く一緒に暮らしている『家族』は猫からするとみんな『猫』なのだとか。

『自分とは違う』ということを認識できないだけなのかもしれませんが、猫からするとあまり『種族』とかは関係ないのかもしれませんね。

一緒に暮らしているから、仲間だから『同じ猫』とざっくりと考えているのでしょう。



人間を『別の生き物』とは思わず、『同じ猫』と感じているからこそ、猫は人間にたいして対等な立場で、人間にたいして色々な『認識』をしているのかもしれません。



ちなみに犬は『犬』と『人間』が別の生き物だと認識しているのだそう。

犬も猫も、身近にいる動物なのに性格が違うのは人間に対する『認識』の差もあるようです。



 

◆母猫


幼い頃に親猫と離れ、早い段階で去勢・避妊手術をした猫は『子猫気質』が抜けないといわれています。

そのため、大人になってからも『子猫』のように甘えたい!という気持ちが強い猫もすくないなのだとか。



猫が毎日一緒に寝てくれていたり、子猫が母猫にするように体をすりよせて甘えてくることが多いのであれば、猫はあなたをちょっとおっきな『母猫』だと思っているのでしょう。



お母さんのようなおっきな心でいつでも受け止めてあげてくださいね。



 

◆兄弟猫






猫に嫌われているわけでもなく、遊び相手にもなるし、たまに寄り添うこともあるし…。

付かず離れずいい距離感を猫がとってくれているのであれば、猫はあなたを『兄弟猫』と思っているのかもしれません。



甘えすぎるわけでもなく、だからといって離れすぎるわけでもない、『兄弟』という距離感は猫にとっては一番心地のいい相手ではないでしょうか。



ちなみに『兄弟猫』にも『自分よりも上の兄姉猫』と『自分よりも下の弟妹猫』どちらとあなたのことを認識しているのかで、猫は態度を少し変えるのだとか。



兄姉に対しては猫がグルーミングをしてあげて、弟妹に対しては猫はグルーミングをしてあげないのだそう。



実は野生では猫は『自分よりも強い立場』の猫にしかグルーミングをしない、という『習慣』からくるもの。



その感覚を兄弟猫に当てはめ、自分よりも強い立場の兄姉にはグルーミングをして、自分よりも立場の弱い弟妹にはグルーミングをすることはあまりないと言われています。

もちろん例外的に自分よりも立場が弱い、赤ちゃんを猫がグルーミングすることなどはあるようです。



グルーミングの有無、強さや立場の上下はあるものの、『兄弟猫』は基本的にフラットな立場です。

今の立場を崩してしまわないよう、付かず離れず適度な距離感を保ってあげましょう。



 

◆お世話係り


常に甘えてくるわけでもなく、常にそばにいるわけでもなく、ただ都合のいいときにしか猫が来てくれないのであれば、猫はあなたを『お世話係り』もしくは『下僕』認定しているのかもしれません。



都合のいいとき以外にもたまにそばに来て、一緒に遊んでくれたり、撫でさせてくれたり、甘えるしぐさを見せてくれるのであれば、猫はあなたを『信頼して』お世話係りに認識しているのでしょう。



しかしご飯のとき以外は猫があなたを『総無視!』という状態なのであれば注意が必要です。

信頼関係や家族としての絆がうまく築けずに本当に『下僕』と思われている悲しい事態になっているのかもしれません。

『下僕でもいい!』と思うかもしれませんが、猫が安心して家にいれなくなってしまうため『下僕』のままでいるのはあまりよくありません。



猫に愛される『お世話係り』を目指して、信頼関係の構築を一から考え直してみましょう。



いかがでしたか?

猫の年齢で行動は変わってしまうかもしれませんが、おおむね猫は人間にこんな認識をしているようです。

あなたはどう思われていたでしょうか?
情報提供元: 猫壱
記事名:「 猫から見たらみんな『猫』?!猫の行動からわかるあなたの認識