我が家も猫はいますが、犬と違い『猫の臭い』がしないうえに、我が家の猫は来客に無関心で驚きもせず、来客中も気に入ってる場所から用事がなければ動かないため、『猫がいる』ということ事態、人に気づかれにくいくらいです。
元々ハンターである猫は体臭がしてしまうと獲物が逃げてしまうため、お風呂に入らなくても基本的には体臭がしないようになっています。
しかし、猫を抱き上げた時にたまに何か臭うことが…。
体臭があまりしないはずの猫を『臭い!』と思ってしまう原因とはなにがあるのでしょうか?
一番よく聞くのが『猫の口が臭いんです!』という飼い主さんのSOSです。
体臭があまりしないはずの猫の口臭の原因が『病気』である可能性も…。
猫の口臭の原因はいったいどんなものがあるのか、どんな病気のサインが隠れているのかをご紹介します。
◆食べかすがついている
歯磨きをあまりしない猫の場合、口のなかに餌の食べかすがついており食べかすが原因で口臭を引き起こしていることがあります。
人間も食べかすが口のなかについているとイヤーな臭いがするのと同じですね。
食べかすが原因で猫の口臭がする場合は猫の歯磨きをしてあげると猫の口臭はかなり軽減されます♪
まずは猫にも軽く歯磨きをしてあげて、徐々に猫を歯磨きに慣らし、猫の歯磨きを習慣化しましょう!
また臭いのきついフードを猫が食べている場合も猫の口臭はひどくなってしまいます。
臭いがきつくなりやすいウェットフードをいつも食べている猫もなるべく歯磨きをするように心がけてくださいね。
◆歯周病
猫の口臭の原因で一番多いのは歯周病ではないでしょうか?
歯周病の猫の口臭はかなりきつく、腐ったような何とも言えない臭いがします。
猫の歯が黄色くなっていたり、よだれが垂れていたり、歯茎が黒くなっているなど、口のなか全体が『汚いな』と感じるのであれば、猫が歯周病になっている可能性があります。
歯周病のまま猫をほうっておくと、臭い口のまま毛繕いをするため、猫自身も臭くなってしまいます。
それだけでなく猫の歯が抜けてしまったり、痛みが伴うことも…。
猫の口から腐ったような臭いがして、猫が歯周病かな?と感じたら、病院を受診しましょう。
◆口内炎
猫が口内炎になっている場合も、歯周病の時と同じように口臭がすることがあります。
餌を食べづらそうにしていたり、口周りを触られるのをいやがるなど、口の周りを普段よりもねこはがきにしているのであれば口内炎になっている可能性があります。
人間にとっては『たかが口内炎、勝手に治るだろう』と思うかもしれません。
しかし、猫の口内炎は人間の口内炎とは違います。
歯周病から口内炎になることも、もちろんあります。
人間と同じように疲れから口内炎になる猫も少なくありません。風邪から口内炎になることや、外傷から口内炎になることもあります。
それだけでなく猫エイズを発症したことで口内炎になる猫もいます。
我が家でしばらく一緒に暮らしていた私の実弟の猫は口内炎から猫エイズのキャリアであったこと、猫エイズを発症してしまったことが発覚しました。
たかが口内炎とは思わずに、猫の口臭がきつく口内炎ができているようであれば、病院をすぐ受診し、原因をきちんと特定してもらいましょう。
◆腎臓
猫は体質的に腎臓病になりやすいと言われています。
根治は難しく、発見も遅れることのある病気です。
腎臓病も猫の口は臭くなります。
猫からおしっこのような口臭がする場合、腎臓でうまくアンモニアが排出されないせいで口臭になっている可能性があります。
またおしっこ臭い口臭だけでなく、水を飲む量が以前に比べて減っている場合も腎臓病を疑い、すぐに病院へ猫をつれていってあげください。
いかがでしたか?
猫の口臭は『なぜか臭い』というわけではなく、何らかの原因が必ずあり、十題な病気のサインにもなっているようです。
飼い主さんが猫の口臭に気がつくためには猫との日々のスキンシップが必要です。
毎日一度は猫に顔を近づけ、スキンシップもかねて変な臭いがしないかチェックをしてあげてくださいね! 情報提供元: 猫壱