2018年6月に発表された未来地震予測によると、東京を含む関東付近は真っ赤なレッドゾーン。太平洋側に住んでいる人は、何らかの防災対策は必須ではないでしょうか。
「安全に、そしてスムーズに猫を連れて避難するにはキャリーケースは必須アイテムです。」
と語っていたのは、公益社団法人日本愛玩動物協会理事、「NPO法人アナイス」の平井潤子さん。彼女は三宅島噴火災害動物救援センターで人と動物の同行避難をサポートするエキスパートです。
万が一、は明日来るかも?今回は猫の雑誌に掲載されていた平井さんのアドバイスをもとに災害時に猫に最適なキャリーケースの選び方をご紹介します。
■キャリーケースは1匹につき1個必要?
緊急時、猫にとってキャリーケースは自分の縄張りになります。キャリーケースは1匹につき1個あるとベスト。しかし複数飼いではそれが難しい飼い主さんもいると思います。
ペット用のカートを用意して、仲の良い猫を一緒に入れるのも一案です。しかしカートはマンションの階段や災害状況によっては道路では使えなくなります。
リュック型のキャリーケースも検討されると良いでしょう。
■布製のキャリーケースは災害時は使えない?
基本的には猫が慣れているキャリーケースであれば布製でもOKです。キャリーケースは軽くて肩にかけて運びやすいものがベスト。しかし布製のキャリーケースは形が崩れにくく、猫を入れにくいというデメリットがあります。
災害時を想定したキャリーケースを選んだ方が安心です。
■キャリーケースに一緒に入れたほうがいいものは?
災害時、猫は避難する際恐怖心からオシッコをしてしまう場合があります。あらかじめキャリーケースの中にはバスタオルを敷いて外にもれないようにしましょう。
また猫のオシッコ対策としてペットシーツを敷いておくとより安心です。猫が暴れてクシャクシャにならないように、ペットシーツは両面テープなどで固定して置いて下さい。
■避難時に猫に脱走されないようにするには?
キャリーケースに猫を入れると、飼い主さんは猫が心配で中の様子を伺いたくなりますよね。しかし猫を洗濯ネットなどに入れていない場合、不用意に開けると猫が飛び出して脱走することがあります。
また、移動中に衝撃でキャリーケースが壊れてしまうことも。猫をキャリーケースに入れるときは洗濯ネットに入れてから入れると安心です。
また、キャリーケースが壊れた時のために、キャリーケースを風呂敷で包んだり、粘着テープで補強するなどの予防策を考えておくと良いでしょう。
■避難所ではケージが用意されているの?
東京都ではペットの同行避難が原則ですが、避難所にケージが用意されていても、数が足りなかったり、犬と同じ場所にケージがある可能性もあります。
飼い主さんはキャリーケースの他にできればケージも用意しておくのが理想です。軽くて持ち運びができ、ある程度の大きさのあるケージなら、避難生活が長期化しても安心です。
■猫壱のポータブルケージは災害時に猫に最適!
猫壱のキャリーケースは、上記の災害時に猫に最適なキャリーケースの条件を全て揃えています。軽くて丈夫、持ち運びしやすく、形くずれのしないキャリーケースと、普段は折りたたんで置けるポータブルケージ。これは用意しておくと本当に役に立ちます。
猫壱のポータブルケージは、仔猫なら3~4匹。大人の猫でも2匹は余裕で過ごせるゆったりサイズ。フリースマットとケージ、キャリー、トイレをまとめて入れられる収納袋もセットになっています。
そして上部に表札が付いているので、猫ちゃんの名前や住所氏名を記入できます。緊急避難先などで、少し目を離したすきにケージがどこかに動かされていても探すことができますからとても安心。
そして何と言っても、車のシートにシートベルトで固定できるのがポイント。避難所生活が長期化した場合、ペット連れの方の多くは車の中での生活を選択していたとか。これなら安心ですよね。
■最後に
いかがですか。いつ来るかわからない地震災害。やはり何らかの対策は必要です。キャリーケースに普段から慣らしておけば、猫も安心して生活できるはず。ぜひ用意しておいて下さいね。 情報提供元: 猫壱