最近「保護猫」の特集を組んでいる猫本を本屋さんで良く見かけますね。



猫ブームと言われていますが、実のところはどうなのでしょう・・・



でも保護猫たちに関心を持つ人が増えることはとてもいいことだと思います。



キャットシッターはるたエッセイ連載中の雑誌「猫ぐらし」春夏号も「保護猫たちに会いに行こう!」の特集記事を組んでいます。



里親になるにはどうしたらいいの?猫の譲渡会ってどこでやってるの?



これから猫との新しい生活を考えている人、すでに猫ぐらしをしている人、知っておかねばならない大事な事を特集しています。

 


左は地域猫出身のむねしろう、右は処分センターから引き受けたミクシ―





むねしろうとミクシ―はオスの成猫ですが、とても気が合うらしくいつも一緒にいます。しっぽを絡めて肩を組んでいるように見えます。





保護猫施設や保護猫カフェなら、何度も通って自分と相性のいい猫に出会える可能性もありますね。



譲渡会だと、ケージに入った状態の猫たちが多いので、とても人懐こい猫もいれば、本来の性格を発揮できずにいる猫もいます。



でもトライアル期間を必ず設けているので、気に入った猫がいたら、試してみることができます。



ただし自分とはちょっと合わない、思っていた性格でなかったといって、返すのはできるだけ避けて欲しいです。



人懐こい猫がいいのか、人懐こくなくてもじっくり猫と向き合えるのか、自分はどちらかをしっかり見極める事はとても必要です。



猫は環境が変わると、直ぐになじまないケースもありますし、場所より人が大好きな性格の猫ならスムーズに行くと思います。



私の長年の経験から言えることは、猫選びは「見た目より性格」。



柄を優先するよりも、性格を(活発でやんちゃがいいとか⇒ただし家中引っ掻き回されてもいいという覚悟、むしろ猫のおかげで整理整頓できるメリットもあります。



人にべったりの甘えん坊とか⇒まじにべったり猫は、へばりつきますよ(笑)



ツンデレ・臆病とか⇒触れるまで時間がかかっても良し、ひっかき傷も洗礼、鑑賞だけも満足できる人)自分に合った性格なら、柄はどんなでも一緒に暮らすうちに気にいってくるものです。



「猫」であることが重要なんですから!それでも我が家は代々しっぽが長い猫と暮らしているのでそこは譲れない!なんてこだわりのある方もいますけどね・・・



あとは、先住猫のお友達にと二頭目を考えている人は、やはり自分の好みの猫ではなく先住猫のためにじっくり選んでほしいです。



シッター先のお客様の先住猫が、仲間の猫が亡くなって一人ぼっちになり、淋しそうにしている・・・どうも誰かの世話を焼きたそうにしているので、弟か妹分になれる猫がいたら・・・の要望でした。



性別も柄も希望はナシ。



さっそく生後半年のオス猫がやってきました。



ケージも用意してましたが、二頭はあった瞬間に鼻チューの挨拶をして、一緒に遊び始めました。



お客様の見立て通り、トイレやご飯の場所を弟に教え、かいがいしく世話を焼いてました。



お客様がいかに先住猫の気持ちに沿った猫選びをしたかですね。



こんなケースは本当にスムーズにいきますが、先住猫の激しい抗議に、二頭目を断念するケースも。



でも人の都合で猫に無理強いも禁物です。ひとりがいい猫もいますからね。



そして、猫はなんといっても子猫の可愛さですが、本当の猫の魅力を実感できるのは成猫になってからです。



ぜひ、保護猫たちに会いに行って、あたなとの出会いを待っている猫を見つけてください。



おススメの冊子をいくつか紹介します。全て神保町の姉川書店で購入できます。

 


歌人、エッセイストの仁尾さんの文と小泉さよさんのイラストの小冊子。お二人の猫に対する想いが伝わります。本当に必要な事が非常にシンプルに書かれています。

 



絵本作家のどいかやさん制作のフリーペーパーです。HPからダウンロードもできます。

 



猫は、買うのではなく拾うもの。猫を保護するだけでなく、仔猫の育て方や猫と暮らすためのハウツー本としてもおすすめです
情報提供元: 猫壱
記事名:「 保護猫に会いに行こう!