考えただけで脳内が薔薇色になりそうですが、みなさんはどう思いますか?
会社にペット同伴OKの会社として有名なのが、アメリカを代表する大企業「Google」です。Googleは自社を「ドッグ・カンパニー」として従業員にペットの健康保険まで提供しているとか。
また、私たちが日常お世話になっているAmazonも、ペット同伴OKの会社。Amazonの同伴出勤リストには従業員の!0%にあたる2000匹以上の動物が登録されているそうです。
海外ではジワジワと増加している「ペットのいる職場」。動物と会社で働くメリットとは?そして今回は、日本でも少しずつ浸透しそうな「オフィス キャット」が必要とされる3つの理由について考えてみました。
■動物の癒し効果はグローバルスタンダード
樺木宏さんが上梓した「仕事で悩んだらねこと働きなさい」(自由国民社/1300円)によると、日本ではまだまだ趣味の範疇にありそうな「アニマルセラピー」は、欧米諸国では立派な「医療行為」として認められているそうです。
アメリカやイギリスは「動物介在療法」の先進国として知られ、ドイツでは90%以上の医療従事者が「動物介在療法」の効果を認めている、という報告もあるとか。
海外では、具合が悪くなって病院へ行ったとき、お医者さんが
「その病気は猫と暮らすと治ります。」
ということもあながちないわけではなさそう。メルボルン大学のハーディ教授の研究によれば、ペットと暮らしている人は病院への通院が約20%も少なく、ドイツでは年間7500億円もの医療費削減効果があるそうです。
まさに動物の癒し効果はグローバルスタンダード。会社に「オフィス キャット」がいれば、社員の病気のリスクを減らし、会社の負担が少なくなりそうですね。
■猫はレジリエンスを高めてくれる
オフィスの仕事にはストレスは付きもの。仕事のハードさはもちろんですが、上司や部下との人間関係、得意先との付き合いなど、毎日小さなストレスの積み重ねですよね。
最近では予防医学、レジリエンス(精神的な回復力)の必要性に注目が集まっています。クレームの電話を受けた後に目の前に猫がのんびり寝ていたり、上司から叱責された後にそっと猫がスリスリと体を寄せてくれたら、あなたのストレスがスーッと消えていくかも知れません。
私は日頃から「猫は副作用のない薬」だと思っています。見てよし、触ってよしで癒し効果は抜群。猫を撫でるだけで幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されることは有名ですよね。
会社に「オフィス キャット」がいるだけで、社員全体のレジリエンスを高めてくれるのではないでしょうか。
■猫はパワハラを予防する
資本主義社会にとって、ビジネスはまさに生き馬の目を抜く競争社会。ライバルや競合他者との戦いに勝たなくてはいけません。
そんな会社には、闘争心を燃やすカリスマ経営者や、熱血上司がいるはずです。毎日ノルマ達成や営業成績アップに檄を飛ばされる社員の方は多いでしょう。
会社の業績を上げるには、社員のモチベーションをあげることは大切ですが、最近多いらしいブラック企業には、異常とも思えるパワハラ発言をする上司や経営者がいるはず。部下や社員にとって会社は仕方なく行く「ブラックBOX」になっているかも知れません。
しかしもし会社に「オフィス キャット」がいれば、チームの関係性や人間関係に「ほっこり」した雰囲気を醸し出してくれるはず。
闘争心を掻き立てるホルモン「テストステロン」は仕事をする上で必要なものですが、行き過ぎると攻撃性や怒りという感情を生み出します。
この「テストステロン」をうまくなだめてくれるのが、愛情ホルモンであるオキシトシンです。
パワハラをしそうになったら、猫を撫でてください。オキシトシンが分泌して感情を鎮火してくれます。
「オフィス キャット」はパワハラを予防する存在として会社に必要不可欠になるかも知れません。
■最後に
いかがですか。会社に「オフィス キャット」が必要とされる3つの理由。猫が会社にいるだけで気分が和やかになってモチベーションが上がるのではないでしょうか。
猫が気になって休日出勤をする社員が出てくるかも知れません。猫と過ごしたくて、喜んで残業をする社員が出てくるかも?考えただけで、「オフィス キャット」はメリットしかありませんよね。
この「仕事で悩んだらねこと働きなさい」の作者、樺木宏さんは自身も保護猫8匹と暮らす愛猫家ですが、会社に「オフィス キャット」が増えれば、猫の殺処分0にも貢献できる、と書いています。
まさに良いことずくめの「オフィス キャット」。職場に福を招くねこ社員、あなたの会社にもいかがでしょうか。 情報提供元: 猫壱