突然の猫パンチ。いきなり始まる猫のシャー!という逆鱗に触れたことがある飼い主さんは多いはず。



猫と暮らしているとつくづく感じますが、猫は実はとっても我慢強い生き物。そしてわがままにみえて案外優しい性格です。



飼い主さんが毎日ついやってしまうNG行為。おそらく5秒間くらいなら我慢してくれるはず。



でも本当は嫌なんだニャ。猫は心の中でそう思っているかも知れません。今回はついやりがちだけど猫が嫌いな飼い主さんのNG行動を紹介します。



 

■猫のお腹をモフモフすること




猫の柔らかくて触り心地の良い被毛。特に猫のお腹部分の毛は柔らかくて温かくてついつい顔を埋めてモフモフしたくなりますよね。



この猫のお腹に顔を埋める行為、通称「腹モフ」は実は嫌がる猫がとても多いのです。猫のお腹、内臓がある部分はまさに猫にとっては敵に狙われたくない一番の急所。たとえ大好きな飼い主さんでも嫌だと思う猫は多いはずです。



 

■自分が毛繕い中に触ること






猫が片足を上げて全身を毛繕いしている時。つい「お手伝いしましょうか」とブラッシングをして上げたくなるのは飼い主の性というもの。



しかしこの猫の毛繕いは猫が最も集中して行う毎日の日課です。飼い主さんが手伝う行為は猫にしてみれば「迷惑行為」以外の何物でもありません。



 

■赤ちゃん抱っこされること




猫を抱っこする時。ついやってしまいがちなのが、人間の赤ちゃんを抱くように猫のお腹を上にして抱く「赤ちゃん抱っこ」です。



しかしこの抱っこは猫からしたらとても不自然な姿勢。顔が正面から向き合い、しかも飼い主さんから見下ろされる形になるため、猫は恐怖を感じます。足を突っ張って嫌がる猫も多いでしょう。



 

■名前を呼びながら怒られること




机の上に乗って物を落とす。ソファーにバリバリ爪研ぎ。飼い主さんは大声で猫の名前を呼びながら叱っているのではないでしょうか。



しかし猫は「叱っても無駄」な動物です。自分がやっていることが「悪いこと」という認識がないので、飼い主さんが自分の名前を呼びながら怖い顔で怒ると、自分の名前=悪いこと、という間違った印象を与える場合があります。



猫にして欲しくないことは飼い主さんが工夫して「させない」ようにすることです。猫を怒ることはまさに「のれんに腕押し」と言えるのではないでしょうか。





いかがですか。猫が嫌がるけどついやりがちな飼い主さんのNG行動。あなたの行動も当てはまるものがあったのでは?



私はダメだと知りつつ「腹モフ」がしたくてたまりません。じわじわと交渉した結果、愛猫も諦めたのか毎朝ごく短い時間だけモフモフするのを許してくれるようになりました。



あなたの願望も、猫に頼めば仕方ないニャ、と許してくれるかも知れません。



もちろんその後はたっぷり遊んで上げたり、美味しいおやつなどで猫にお礼をいうのを忘れないようにしてくださいね。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 実は嫌なんだニャ…。猫が嫌がるけどついやりがちな飼い主さんのNG行動