見た目は子猫のままの可愛さを保つ愛猫。でもシニアになれば、猫も病気にかかりやすくなります。



見た目はごく普通でも、実は怖い病気が進行していることも。毎年の健康診断は飼い主の義務と言っても良いでしょう。



猫が病気になった時。みんなはどうしてる?実際にあった猫のリアルな病気体験、後半をご紹介します。



 

■心臓病が発見されたオス猫カンタロウ君




東京都に住むペルシャ猫のオス猫カンタロウ君。7歳になった頃、これまでよりも多く水を飲むようになったと思い、動物病院を受診しました。



飼い主さんは腎臓病を疑ったのですが、獣医の先生は聴診器をあて、「心音に異常がある」ことを発見。数日後に血液検査・X線検査・超音波検査・心電図検査を行い詳しく調べました。



すると腎臓ではなく心臓病が判明。現在は進行を止める薬を服用しているそうです。普段からおかしいと思って病院へ連れて行く習慣があったので、早期発見ができたと喜んでいます。



 

■甲状腺機能亢進症になったみーちゃん






19歳のシニア猫のみーちゃん。健康診断で不定脈が見つかり、薬を服用することに。そのまま悪化することなくほっとしていたところ、今度は20歳の健康診断で甲状腺機能亢進症が判明。



しかし病院の獣医師が



「20歳と高齢な割には元気でいられるのは、この病気のおかげで体がうまくバランスをとっているのかも」



と飼い主と治療法をどうするか相談。甲状腺機能亢進症はすぐに命に関わる病気ではないとのことで、現在は特に治療をしないで様子を見ているそうです。



 

■口内疾患にかかったポン太君




15歳になったポン太君。フードを食べる時に不自然に顔を傾けて食べているのを発見。食欲はあったのでそのまま様子を見ていると、今度は口の周りを前足でこするようになったとか。



病院で口内を診察してもらうと、歯茎が赤くなって頬も腫れていて歯周病と診断されました。



全身麻酔による歯石除去を先生から勧められ、正直ポン太が高齢だということも考えて躊躇しましたが、痛がるポン太のことを考えて治療をすることに。



麻酔をして抜歯した後はとても元気になって食欲も回復しました。不安はありましたが、やって正解だったと思っています。





いかがですか。猫が病気になった時。治療法はいろいろ考えられますが、猫の命は飼い主さん次第です。



治療すると完治する病気もあれば、悪性腫瘍や認知症のように進行を遅らせるだけで完全に治癒するのが難しい病気もあります。



猫や犬の治療費は100%飼い主負担。手術となると、十万単位でお金がかかることもよくあります。



愛猫が元気なうちにケアをすること、そしていざというための「猫貯金」をしておくと安心ですよね。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 【猫の病気】みんなはどうしてる?我が家の猫のリアルな病気体験(後編)