いつものんびり寝ている猫。「メシ・トイレ・時々アソビ」というサイクルを毎日毎日飼い主を顎で使いながら変わり映えなく過ごしていますよね~。



「外に出たくないの?」



「毎日同じルーティーンで飽きないのかしら?」



猫がもし友達だったら付き合いが悪そう。自分がやりたいことしかしない感じ。「昨日のような今日、今日のような明日」という変化のない暮らしを好むニャンコは、「緊張」や「ストレス」という言葉とは程遠い気がします。



しかし!実は猫はとっても緊張することがあるそうです。しかもごく普通の日常生活の中で。それは一体どんな時だと思いますか?



答えはなんと



「トイレにいる時」



なのだとか。人間にとってみれば、個室でトイレに入っている時は結構緊張が取れてリラックスタイムに近いような。どうして猫は緊張するのでしょうか?



もちろんこれは個体差があります。しかしもしあなたの愛猫ちゃんが、トイレ中にこんなことをしていたら、それは



「ヤバイヤバイ!」



「早くしなくちゃ!」



と焦ったり緊張しているのかも。今回は「猫のトイレスタイル」からわかるニャンコの気持ちについて解説します。



 

■猫がいつもトイレの端っこで排泄している




隅っこが落ち着くのは私もですが、猫の中にはいつも「トイレの隅っこ」でおしっこやウンチをする猫がいますよね。



これは猫の本能的な行動だと言います。猫にとって「トイレタイム」は自分が一番無防備で外敵に狙われやすい状況です。なるべく敵に見つかりにくい隅っこで排泄する猫は、少し臆病な性格なのかも知れません。



毎回真ん中に堂々と排泄する猫は、結構自分の強さに自信がある猫かも。身の危険を全く感じていないのかも知れません。

 

 

■ウンチの前後に走り回る




ウンチの前後に走り回る猫は結構多いようです。我が家のカイトも朝のトイレは興奮状態で走り回り、トイレの後に「ふぅ~。」という感じで私の体にベターッとくっついて来ます。



しばらく私の胸にケチャップのシミのようにへばりつくので、人間だったら「手を洗ったの?」と言いたいところです。



猫は野性時代は縄張りのパトロール中に用を足していたので、トイレの壁を引っ掻いたり、トイレの前後に走り回るのはその名残だと言われています。



しかし体を動かすと腸が活発になりますから、排泄がしやすいのかも知れませんね。こればかりは猫に聞いてみたいところです。





いかがですか。排泄は生きていく上で欠かせない行為。しかし猫に限らず、哺乳類の動物界では敵からいつ襲われるかわからない状況で無防備になるわけですから、排泄はとても緊張を伴う行為だと言えるでしょう。



トイレのたびにちょっと緊張してしまう猫。猫はグータラに見えますが、こればかりは、人間で良かった、と言えるかも知れませんね。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 トイレの後は壁をかく…。猫がトイレを使う時の気持ちは結構〇〇らしい